Wonderful Days!

なんでも楽しむ。
そんな日常を綴っています。

かっぱえびせん

2013-09-17 00:18:16 | リハビリ
今年は台風やら竜巻やらで、全国各地、大変ですね。。。
みなさまお変わりありませんか?

さて、そんななか、楽しみにしていた番組が放送されました。
ロシナンテス川原さんご出演のNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」

飛騨高山の講演会で贈られた特注さるぼぼが、片隅に映っていたことに興奮。
そして、いろいろ考えさせられて、、、寝付けそうにありません。。。


川原さんは、泥臭く小さな行動を重ねてきたから今がある。
私は今、やるべきことをやれているのだろうか。
体のせいにして、甘えすぎていないだろうか。


痛みや体の不自由を伴う生活は、長くなればなるほど辛さが増します。
心も体も、時間と共に疲弊する。
これは、経験して初めてわかりました。

もう治らないんじゃないかと希望を見失ったり、
体の力がどんどん落ちて、常に体調を崩しがちだったり、
人に会ったりしゃべったりすると疲れるので、人に会わなくなっていったり、
痛さも辛さもなかなか人にはわかってもらえず、説明するのが次第に辛くなったり、
ちゃんと診てもらえる病院が見つからず、病院難民になってしまったり、
時間をかけて少し良くなっては簡単に悪化してゼロからスタートする、という繰り返しに落ち込んだり、
どんどん成長する娘の面倒を見るのも、そろそろ限界だと悲しくなったり、
稼ぐ能力がないのに、医療費などにお金がかかる自分にストレスを感じたり、
自分らしさを失ってしまったことに辛さを感じたり、、、

辛いことなんて、挙げ始めればキリがありません。
きっと、長期で闘病中の人々は、似たような経験をされていると思います。


でも、そんな私にも、ようやく希望が見えてきました。

最近、中医学の鍼灸院に通い始めたんです。
中医学では、「体は全部つながっている」という考え方をするので、
特に私のように体のあちこちに痛みを抱える人、原因が不明な人には合う気がします。
そして、全体を把握するために問診にものすごく時間をかけてもらえるのが、
とてもありがたいです。


苦しみや辛さをわかってもらえない、ちゃんと聞いてもらえない、
そう感じると、「わかってもらいたい」「私はこんなに辛いんだ」と、
辛いことばかりを、脳が自然と探しに行ってしまいます。


でも、時間をかけて話を聞いてもらえる先生に出会い、納得のいく治療を受け始めた今、
そして、テレビで川原さんから元気をもらった今、
「辛いこと探し」や「わかってもらいたい病」は卒業しようと思いました。


「苦しみをわかることはできないけれど、わかりたい」と言って一緒に泣いてくれるだんなさんや、
毎日笑顔を振りまいてくれる可愛い娘、甲斐甲斐しく世話をしに来てくれる実家の両親、
そして、温かく見守ってくれる方々にも恵まれているわけですし、
今やれること、つまり、治療やリハビリ、家族と毎日笑顔で過ごすことに、
もっと集中しようと思います。


ちなみに、川原さんというのは、やってはることも凄いのですが、
それよりなにより、人間力だなぁと、いつも思わずにいられません。
やめられない、止まらない、
かっぱえびせんのような、くせになる人間だと私は思っています。


元気になって、また会いたいな。
そして、お礼を言おう。