スノーマン見聞録

ジャンルも内容も気の向くまま~“素浪人”スノーマンの見聞録

難民の行方

2016年03月13日 | 雑感
欧州が難民問題に揺れている。  ドイツなどの受け入れへの考えに反旗を翻す国も後を絶たないようだ。 

ポーランドを主軸とした東欧諸国もしかり、ドイツ国内でもメルケル首相への反発が一段と増しているという。

ポーランドはカトリック教徒が殆どで、ドイツや旧ソ連の支配による辛苦や民族問題も経験しており、
確かにヨーロッパ諸国の中でドイツ軍と最も長く戦い、恐るべき犠牲を払った国ではある。

だからなのか、ドイツ憎しのDNAが影響しているのではあるまいが・・・。

ハンガリーもまたオスマン帝国に150年もの間征服さてきた歴史がある。 これもそのDNAの影響なのだろうか。

とにかく歴史・宗教・治安・雇用等々各国の思惑を挙げればきりがない。

   

また イスラムなのにサウジアラビアなどアラブ諸国は受け入れに消極的という。 サウジアラビア・カタール・クエートからの
裕福な寄付者がアルカイダやISと繋がっているのも含め、多くの過激派に資金を提供しているのが原因のようだ。

とにかく複雑で私の頭ではどうにも理解できない様相だが、他国の都合を問うても仕方がない。 

じゃ 日本はどうなんだ。 

2014年は難民申請が5000人あった一方で難民と認定されたのは僅か11人。
2015年はというと申請は7586人と増えたが、認定されたのははわずか27人というではないか。

(全国難民弁護団連絡会議によると2006年から2014年の間に、シリア人60人のうち難民認定は3人)

明らかな出稼ぎ目的や退去強制逃れのための難民申請など、難民と思えない理由が大部分占めている
とはいえ、世界各国からはその少なさに冷たい目(例外もあるが)が注がれているのも事実のようだ。

日本での難民受け入れ是か非か、ある統計によると拡大より現状維持の方が断トツ多いと聞く。

日本人得意の ≪おもてなし≫ とは、旅でお金を使ってくれる人だけに向けるものなの?



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