スノーマン見聞録

ジャンルも内容も気の向くまま~“素浪人”スノーマンの見聞録

からだの不思議

2014年04月28日 | 雑感
悪阻、、これ≪つわり≫と読むのだそうです。

世の中には ”不思議”がいっぱいですが、女性・妊婦さん特有のこの悪阻。 
実は身近に知人がいるのですが、妊婦さんってほんとに不思議ですね。


水がコメが魚が牛乳が嫌いになる(嗜好品ががらりと変わる)この不思議が疑問で一冊の本・医師・恩田威一著『悪阻なんてこわくない』 ー世に初めて知られるツワリの真相ー を読んでみた。

  

物好きにも程があるとは、、自分ながら『苦笑』です。 

悪阻には、人間生きていく為に必要なカルシウム・マグネシウム・カリウム・塩素等の栄養素が大きく関わっているという。

しかし原因の確定までは至っておらず、日・時間でも変動があり、沢山の因子が複雑に絡み合い
その特定はいまだ困難とのことでした。

しかし医学も大したもの。

○ 妊娠初期には食事を数回に分けて食べると良い。
    数回に分けると悪阻の症状は軽減すると言われるのは、空腹時血糖値が低下し、
    食後血糖値が下がりにくくなる為だそうです。

○ 軽い運動は必要。
    これは軽い運動でマグネシウムが筋肉から取り込まれる為。
    ストレスによりマグネシウムが尿に排出され悪阻が酷くなるなどもこのマグネシウムの関係だそうです。
    マグネシウムはカルシウムやナトリウム濃度の調整役もしており、この作用は拮抗薬とも言われる。

○ 悪阻のひどい時は真水を飲むと症状が悪化すると言われる。
    これは真水の飲水は血清浸透圧を低下させ、ナトリウムが尿に排出される為。 
    ナトリウムかカリウムを食べ物で摂取することにより、症状が軽減するという。
    トマト・バナナ・メロン・イチゴ等の果物やジャガイモ・トウモロコシ等が悪阻のひどい女性に好まれる理由。
    白いご飯が食べられなくなって、パンや麺類が好まれるのも、この塩分(ナトリウム)の為と言われる。

○ 妊婦さんが酸っぱいものを好む。
    多くの食べ物はアルコールを含んでおり、匂いに敏感な妊婦さんは酸っぱいものを食べることにより、
    このアルコールを中和しているからという。
    また、常温を好む理由も、温めるとこのアルコール分が気化しやすくなる為とのこと。
    焼き魚やトーストを食べれなくなるのも同様の理由。


この他に、妊娠すると母体の電解質が大きく変動したり、食べる人の体調によって唾液中の塩素量が変化し、
それが悪阻に影響している等々、、、不思議なことばかり。


ん~ それにしても 不思議だ。 特に女性は。  七変化。 

しょせん 男の手に負える代物 じゃないってことは 確かなようだ。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿