これで4回目。宇宙のはなしになると、どうしても長くなります。 もしよければお付き合いください。
10月9日道新朝刊で、神の粒子『ヒッグス粒子』を50年前理論的に発見したヒッグス氏にノーベル賞との報道があり。
ヒッグス粒子について、、、新聞にはこんなふうに説明がされておりました。
『ヒッグス粒子がないと宇宙には陽子や原子も生れず、地球や人類も存在しないとされる』
『物質を構成する素粒子にはもともと質量がなく、光と同じ速度で動いていた』
『素粒子は、このヒッグス粒子の抵抗を受けて速度が遅くなり、質量が生まれた』、、、とあった。
2008年にノーベル物理学賞受賞した南部陽一郎氏の提唱した『自発的対称性の破れ』理論を発展させたもの。
「対称性の破れ」とは
宇宙には、同量の物質と反物質があり、互いに対消滅しバランスが保たれているのですが、しかし実際には物質を構成する粒子より100億個について1個多い程度の微妙なズレがあった為、対消滅が起きなかったとする。
これが宇宙に物質として存在するとのこと。
ちなみに反物質は、ダ・ビンチコードシリーズ2作目『天使と悪魔』の中で、バチカンと秘密結社の反物質(凶悪兵器)を
めぐるトムハンクス主演のミステリー映画でご存知かと。
昨年、CERN(スイス・欧州合同原子核研究所)でその理論が実験で確認されたとの記載もあり。
ですが、この『対称性』について、今年4月4日の朝刊をたまたま切りぬいて持っていたので紹介します。
『超対称性粒子の痕跡観測か』と同CERNの実験結果を掲載していたのであるが、この記事ではこのCERNの新発見について、ここで発見された陽電子(超対称性粒子同士が衝突、消滅のあとに残ったもの)は、
【パルサー】と呼ばれる高速回転する中性子星から飛来してきた可能性がある、、、との指摘もされていた。
ということはどういうことなのか。
実験で確認された、、といえどもまだまだ未知の可能性も残されている、、ということではないでしょうか。
物理学といえどもほとんど未知の世界、、なのである。 (勿論ノーベル賞に文句をいう気は毛頭ありませんが)
最新の宇宙論では、星や銀河などをつくる通常の物質は約5%しかないという。
あと宇宙の構成の約27%は暗黒物質(ダークマター)と呼ばれるもので、残りの68%は暗黒エネルギーと呼ばれ、これも未知のもの。
4月4日の朝刊の実験で発見された『超対称性粒子の痕跡』は、上記約27%の暗黒物質(ダークマター)ではとの記載になっていたが、実際その宇宙のほとんどは解かっていないのが物理学の現実でもあるのです。
最近、いまの世の中は物理学で動いている、、、と言われて久しい。
『これからの文化は変わるであろう。科学が理性を超越する時代である』、、、という人もいる。
原子力もコンピューターも武器戦力もしかりである。 こんな状況に恐ろしさも感じます。
世の中、”文学や哲学などの人文分野のでる幕ではない”、、、 とでもいう勢いです。
現代物理学では、宇宙は『無』(真空)から生れたとするビレンケン博士(ウクライナ)の1982年発表された理論が主流となっています。(勿論多数の異論もあるのですが)
しかしです、、、。
インド最古の文献『リグ・ヴェーダ』に≪神々の原初の時代において、有は無から生じた≫とか
『ウパニシャッド』にも≪太初においてこの宇宙は無であった。それから実に有が生じた≫とかの記載があり。
これらの考えは、なんと紀元前にも遡るころからあるのです。 (この無の考えを否定したのがバラモン)
物理学理論の先を見透かしていた、、、古代インド哲学恐れ多しといったところか。
宇宙の真理を追究するのは、物理学も人文学も切り口のちがいだけで、目的とするところはひとつ。
物理学だけを、哲学や宗教だけを、と鵜呑みにせず。 との考えも一考の価値ありではないでしょうか。
気の遠くなるような銀河宇宙を思い描いてみてください。
月までは、光の速度で1.3秒。 太陽までは8.3分。 隣りのアンドロメダ銀河までは250万年。
なんと宇宙の果てまでは137億年もかかるという。しかも光の速度でですよ。
最新の物理学(ひも理論)でいえば、この宇宙がさらに無数にあるようだ、、、との理論も出現しているくらいです。
古人曰く ≪人間の知識など無いに等しい≫、、と。 ≪無知の知≫、、を知るべきか。
さて、我が住む星はこれからどんな世界になっていくのでしょうか。。
10月9日道新朝刊で、神の粒子『ヒッグス粒子』を50年前理論的に発見したヒッグス氏にノーベル賞との報道があり。
ヒッグス粒子について、、、新聞にはこんなふうに説明がされておりました。
『ヒッグス粒子がないと宇宙には陽子や原子も生れず、地球や人類も存在しないとされる』
『物質を構成する素粒子にはもともと質量がなく、光と同じ速度で動いていた』
『素粒子は、このヒッグス粒子の抵抗を受けて速度が遅くなり、質量が生まれた』、、、とあった。
2008年にノーベル物理学賞受賞した南部陽一郎氏の提唱した『自発的対称性の破れ』理論を発展させたもの。
「対称性の破れ」とは
宇宙には、同量の物質と反物質があり、互いに対消滅しバランスが保たれているのですが、しかし実際には物質を構成する粒子より100億個について1個多い程度の微妙なズレがあった為、対消滅が起きなかったとする。
これが宇宙に物質として存在するとのこと。
ちなみに反物質は、ダ・ビンチコードシリーズ2作目『天使と悪魔』の中で、バチカンと秘密結社の反物質(凶悪兵器)を
めぐるトムハンクス主演のミステリー映画でご存知かと。
昨年、CERN(スイス・欧州合同原子核研究所)でその理論が実験で確認されたとの記載もあり。
ですが、この『対称性』について、今年4月4日の朝刊をたまたま切りぬいて持っていたので紹介します。
『超対称性粒子の痕跡観測か』と同CERNの実験結果を掲載していたのであるが、この記事ではこのCERNの新発見について、ここで発見された陽電子(超対称性粒子同士が衝突、消滅のあとに残ったもの)は、
【パルサー】と呼ばれる高速回転する中性子星から飛来してきた可能性がある、、、との指摘もされていた。
ということはどういうことなのか。
実験で確認された、、といえどもまだまだ未知の可能性も残されている、、ということではないでしょうか。
物理学といえどもほとんど未知の世界、、なのである。 (勿論ノーベル賞に文句をいう気は毛頭ありませんが)
最新の宇宙論では、星や銀河などをつくる通常の物質は約5%しかないという。
あと宇宙の構成の約27%は暗黒物質(ダークマター)と呼ばれるもので、残りの68%は暗黒エネルギーと呼ばれ、これも未知のもの。
4月4日の朝刊の実験で発見された『超対称性粒子の痕跡』は、上記約27%の暗黒物質(ダークマター)ではとの記載になっていたが、実際その宇宙のほとんどは解かっていないのが物理学の現実でもあるのです。
最近、いまの世の中は物理学で動いている、、、と言われて久しい。
『これからの文化は変わるであろう。科学が理性を超越する時代である』、、、という人もいる。
原子力もコンピューターも武器戦力もしかりである。 こんな状況に恐ろしさも感じます。
世の中、”文学や哲学などの人文分野のでる幕ではない”、、、 とでもいう勢いです。
現代物理学では、宇宙は『無』(真空)から生れたとするビレンケン博士(ウクライナ)の1982年発表された理論が主流となっています。(勿論多数の異論もあるのですが)
しかしです、、、。
インド最古の文献『リグ・ヴェーダ』に≪神々の原初の時代において、有は無から生じた≫とか
『ウパニシャッド』にも≪太初においてこの宇宙は無であった。それから実に有が生じた≫とかの記載があり。
これらの考えは、なんと紀元前にも遡るころからあるのです。 (この無の考えを否定したのがバラモン)
物理学理論の先を見透かしていた、、、古代インド哲学恐れ多しといったところか。
宇宙の真理を追究するのは、物理学も人文学も切り口のちがいだけで、目的とするところはひとつ。
物理学だけを、哲学や宗教だけを、と鵜呑みにせず。 との考えも一考の価値ありではないでしょうか。
気の遠くなるような銀河宇宙を思い描いてみてください。
月までは、光の速度で1.3秒。 太陽までは8.3分。 隣りのアンドロメダ銀河までは250万年。
なんと宇宙の果てまでは137億年もかかるという。しかも光の速度でですよ。
最新の物理学(ひも理論)でいえば、この宇宙がさらに無数にあるようだ、、、との理論も出現しているくらいです。
古人曰く ≪人間の知識など無いに等しい≫、、と。 ≪無知の知≫、、を知るべきか。
さて、我が住む星はこれからどんな世界になっていくのでしょうか。。