セリカ魂

「初代セリカに乗りたい!」
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へっぴり腰の放水

2011年03月18日 07時29分00秒 | つぶやき

TVで陸上自衛隊ヘリによる海水投下の中継を見ました。
ぶっちゃけ「情けない!」と思った。
腰が引けてると言うか、へっぴり腰の姿勢に唖然。
まるで二階から目薬って感じで的外れの投下。
あれじゃ全然効果なんて無いのは明白。

 

ヘリの床に鉛を敷き詰め、乗員は耐放射線防護服を着用。
万全の準備で実施された放水は上空を「通過しながら」・・
貯蔵プール上空でホバリングして狙って投下すればいいのに。
いくら何でも放射線を怖がり過ぎでは?
結果「乗員の被曝は無かった」ってそりゃ当然。

その放水のお陰で最優先すべき電源の復旧作業が中断。
既に電源の中継線は原発の建屋内まで来ていたのに。
もう後は繋ぎ込むだけだった。
電源が回復すれば冷却機能が戻る可能性が高い。
その作業を放水で中断するとは本末転倒じゃないですか。
ところがニュース番組は「命がけの放水」と賛辞の嵐。
あれのどこを褒めるんですか?
「あんな放水じゃ効果ないよな」
キャスター達だってそう思っていたはず。
でもそれを言える空気じゃないことは伝わって来た。

確かに隊員たちの人命は大事です。
彼らにも家族は居る。
でも、彼らは自衛官。
いざって時には身を挺して国を守ることが仕事。
実際に戦争が起きた時も「隊員の命が大事」と言う気なのかな。

現場の自衛官は真上に留まって放水したかったのでは?
「自分達の装備を考えれば数十秒間のホバリングなら安全」
隊員は分かっていたと思う。
それを指揮官が許さなかった?
今回の指揮官は北澤防衛相。
そして、任命権者の菅直人総理大臣。
万が一、隊員に被曝被害が起きた時の責任追及を恐れた?

軍の指揮官は部下に「死ね」と命令出来なければいけない。
大勢の命を守る為に誰かが犠牲になる必要がある時には。
作戦行動に於いて「決断」しなければならない場面がある。
それが出来ず命を惜しむ者に武器を与えては危険。
今起きている原発災害は「決断」が必要な場面だと思います。
へっぴり腰の放水にそれは見られなかった。
現場が幾ら頑張っても、衆愚政治の民主党じゃ無理か。



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