『あの本』との、出会い。

2014-11-26 19:16:41 | 回想

(昔の話)

中学の部活の『家政部』は、最初の刺繍が仕上がった。

その後は、自分のやりたいことをしていい、ということになった。

【まあ、小学校の頃の手芸部みたいに、授業の時間内で活動するわけではない。】


【なかには、「今日は、部活やっていかない。」なんて日もあるだろう。】

(もともと、あの時代の文化部だ。
試合や大会に向かって日々精進している運動部に比べたら、ずいぶん『ゆるーい』活動だ。)

(その子達にしてみたら、きっと「あいつら何やってんだろう?」状態だ。)


しかし私は少し違った。

部活に対する、気持ちの入れようはみんなとは違う。(…と、思う。)

毎日毎日、授業が終わるのを、心待にしていた。

終るとすぐに部室へダッシュ。(運動部並みに。)



…それは『あの本』を見るためだ。

(一目見て、衝撃を受けた本…。)


『あの本』は家庭科準備室の本棚の中にはあった。

皆で、いつものように、何作ろうかな。と、棚の本をいろいろ観ていたときのことだ。

「わぁ、これカワイイ。こんなの作りた~い。」

皆で取り合いになった本が一冊あった。

『大高輝美のコロコロ人形』


私が衝撃を受けたのは、その『フェルトマスコットの本』である。