2010年1月30日。
友人の結婚式の前日とも相成って、多くの友人が上京して来ると思い込んだ私は兼ねてからの案件であった東京ミー トレアに行くという計画をついに実行した。
多くの友人達と肉を語り合い、結婚する友人への思いを馳せる――
そんな展開を期待していたのだが、 実際に集まったのは
自分を含め3人。
期待はずれ?
いや、逆に考えれば彼らこそ真の肉戦士達だ。
肉戦士ミートウォリアー(発案:いりげん)なのだ。
そんな愚かしくも面白い面々と肉を食いにいった。
【東京ミートレア】それは、東京とはいうもののほとんど神奈川に近い南大沢に忽然と現れた肉のワンダーランド。
日本初のお肉のテーマパーク。
7つのお店で人気メニューを食べることが出来る、それは素敵な場所なのだそうだ。
期待に胸を膨らませた我々の前に現れたそれは、全店行列という高い壁であった。
とはいえ、我々も肉戦士。その程度の障害を乗り越えるなど容易い事。
先ずは行列の途切れた店で最初のメニューをたいらげた。
●鳥開総本家
名古屋コーチン親子丼親子丼に¥1,800も使うとは…でも旨かった。
あぶった肉を使っているので香ばしい。
●同じく鳥開
総本家 味噌串カツ丼味噌だれはゴマの風味が最高。
行列の為、店内で腰を落ち着けて食べることは困難と判断した我々は、テイクアウト商品に眼をつけ散開した。
テーマパーク内のテーブルでそれらを食べようという目論見だ。
すべての店を制覇するのはテイクアウト商品の有無も関連し不可能であったが、ねらい目の肉は手に入った。
●肉巻きおにぎり
意外と普通
●バックリブ
これは旨い、画像はひどいんだけど。
●アンチーズトンカツ
悪くは無いが、よくも無い。もっとひどいものを想像していただけにインパクトに欠ける。
●トンカツパフェ
見た目のインパクトは最高ですが、味に関してはトンカツの存在感が希薄で、パフェについてくるクラッカーみたいな役割になってた。
もっとも、脂の乗ったロースカツなんかでやったら脂は固まり、大変ひどい有様になっていたと思う。
黒いたれはチョコレートではなくソースでした。
※ちなみに東村山には地ソースがありまして、それは大変美味しいのですが、ここでは一切関係ありません。なぜこんな文章を入れるのか自分でも意味が分かりません。
●そんな南大沢。
意外と栄えているのである。
ミートレアのある建物の近くにはアウトレットモールが有り、結構な規模で面白かった。
友人の顔をblogに載せるのは不味いので、加工しました。
友人がブラピの写真にしろとのたまっていったので、
自分の中ではブラピと同じくらい知名度のある。
元アルカンシェルのパオロ・ベッティーニと 、
そしてエミー賞の主演男優賞を取りまくっているエイドリアン・モンクことトニー・シャルーブにしてみた。
身長はトニー・シャルーブの方が10cmほど高いので画像は逆になるべきなんだけどね。知るか。
かくして、東京ミートレアを跡にした我々。
そこで得られたのは美味いものを食べた満足感よりも、目の前にあるハードルを一つ越えたという実感でしかなかった。
TVで特集を組まれ、多くの人が知るミートレアであったが、実際はレストラン街のような物で、
池袋のナンジャタウンや横浜のカレーミュー ジアムには及ばないと感じた。
しかし我々にとって無駄な肉は無い。
ミートレアで食べた肉も我々の血肉となり次の肉を食べる活力になるのだ。
多くの店が生まれ、そして消えていく。
アイスランドの経済破綻やギリシャの経済大不況だけでなく、サブプライムローンの崩壊を発端とした世界的な経済不況の波はここに来て末端にまで及んできた。
逆に台頭するBRICs新興国の経済発展は現在まで世界を牛耳ってきたアングロサクソン支配主義の崩壊にも見えてくる。
各国が押しすすめる経済の再建も金利等のコントロールだけではなく、末端の消費なくしては始まらない。
そう思うと末端消費を推し進める肉戦士の戦いに終わりは無いのかもしれない。
おしまい
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