憂鬱な4月

そこで起こり得る瞬間

もはや有機幾何学

2008年10月21日 | 食い物

●まずは見てもらいましょう



●葉っぱをひん剥いたらこうなる
奇しくも怨敵花粉に似ておる



この奇妙な植物はロマネスコといい、
ブロッコリーとカリフラワーを掛け合わせて作ったといわれています。
ロマネスクでは有りませんのであしからず。
アブラナ科アブラナ属なのでカブやキャベツとも近いんですね。

自分が初めてコイツを知ったのはWikipediaでブロッコリーを調べていた時なんですが、

その見事なフラクタル形状に惚れて、なんとか手に入らないものかと常々考えていたのです。

しかし、先日カレーの材料を買いに近くのヨークマートに行った折、発見しました。

栄養価はほぼブロッコリーと同等ですが、
ビタミンCがブロッコリーよりも高く(って事はカリフラワーよりも高い)、味もなかなかのものです。

調べてみたら花弁の配置がフィボナッチ数(0, 1, 1, 2, 3, 5, 8, 13, 21ってな感じで、どの項もその前の2つの項の和となる数字です)であるという事からさらに驚きますね…
とんでもない植物です。

まぁ、栄養や花弁の配置云々よりも、この見事な造形美を200円以下のお金で買えてしまうことが一番の驚きかもしれません。


●今回はシーフードカレーの副菜としてアボガドサラダ↓にぶちこみました



シチューなんかに入れるとさらに美味しいかもしれませんね。
いやはや料理って楽しい。

こりゃ手ごろに食べられるビックリ植物にも興味が湧いてきたぞ…