憂鬱な4月

そこで起こり得る瞬間

野口英世や白虎隊でもなく、結局食い物な会津。前編

2005年05月01日 | 旅行記
ここまで、観光という観光をした事は始めてであったのかもしれない。
4/29、4/30と福島県に旅行に行って来た。会社の先輩と同僚と一緒に。

新木場に集合なのは毎度の事なのだが、10時に来るのは流石に変な感覚だった。
ここから常磐道、磐越道を通って、小野IC。
東洋一とも言われる美しさを誇る福島県田村郡にある「あぶくま洞」に向った。道中特に問題は無く非常にスムーズだったのが付いていた。
石灰岩の採掘場で発見され、8000万年とも言われる月日を経て、作られた鍾乳洞である。
見学できるのは600mなのだが、その先にも未公開の部分が2,500mあるというから驚く長さだ。
その鍾乳石の種類や形状は壮大で神秘的であったので、未公開の部分が見れないのはとても残念に思えた。
「通常ルート」と「探索ルート」なる物があったので一堂探索ルートに進んだのだが、これがかなり面白かった。
狭い鍾乳洞という物をよく知らないのであるが(日原鍾乳洞くらいだ・・・)、これが又、狭い。
しゃがんで通らなくてはいけないところや細くて体を横にして通ったり・・上り下りも急であった。
太っている人は入れてもらえないコースらしい。
どうもまぁ、無理やり入っても動けなくなる可能性はある所だ。
拙僧も、二度、天井に頭をぶつけた。
ただ、そんな事を含めても凄かったのは言うまでも無い。

これは「きのこ岩」と呼ばれ、カサのようになっている上に裏にはひだの様な物も有り、見事にキノコしていた。もっと凄いのも有ったが画像がやたらボケて駄目だった・・・

その後いわき湯元にて温泉に浸かり、海のほうに向って行き、刺身と酒買って、先輩の実家で酒盛り。
夜12時頃消灯。

翌日もまた移動移動の日であった。

朝6:30に出発。向う先は会津磐梯山の裏にある五色沼。磐梯吾妻レークラインで景色を堪能しながら向った。
裏から見る磐梯山。レークラインは景色がとても良く、紅葉シーズンはおろかもう少し時期が早ければ雪の壁が見られるそうで、周辺の有料道路とあわせてドライブには最適な場所だった。

さて五色に見えると言われる五色沼であるが、どうだろうか?
確かに色が違った。これは磐梯山が水蒸気爆発(天麩羅してる最中に水入れるとなるやつですな・・)を起こした際に
出来た300の沼(池)のうちのいくつかで酸性度や含有物の違い(水系の違いで)で色が変わって見えるなかなか美しい沼の事である。
沼(池)の含有物が他の物に作用して変化している所もある。実に化学な沼である。
ところが、時間の制約や、あぶくま洞の探索コースなどで体力を消費した(寝たはずなんだがなぁ・・・)我々に延べ2時間以上もかかるそのハイキングコース(とはいっても、雪解け水でぬかるんでいたり多少の高低差がある)を制覇する気力は無く、三番目の深泥沼で折り返してきた。

毘沙門沼と磐梯山。ここにやたらでかい鯉がいたのだが、それ以外の魚は発見できず。水質と関係が有るのだろうか?場所によって色が違うのが美しかった。


赤沼。色が赤なのではなく、中に入れた物が赤くなる。(PH3.8というやたら強い酸度、含有された鉄によって水酸化第一鉄[Fe(OH)2]となり、これが中に入れた物に付着して赤くなるそうである。)(水酸化第一鉄は地下水に広く含まれている。)太陽光の入射角度でも色が違うとのこと。


深泥沼。これは世界でも有数の面白沼なんじゃないだろうか?下記URLを参照してもらえばわかるが、はっきりいって凄いよ。


まぁ、より五色沼を知りたいって人はここでも見てください。結構でなく凄い。
これ見たら、弁天沼にいけなかったのがとても悔しくなってきた・・・
ttp://goshikinuma.hp.infoseek.co.jp/page032.html

志半ばで五色沼を断念した後は、喜多方に進路を向けた。そう、昼食だ。
喜多方と言えばラーメンなのであるが、じつはこの街ラーメンだけでなく蔵の街としても有名・・・・なのだが、どうでもいい。

ラーメンを食べた。100件位あるらしいので優劣は付け難いが東京の有名店のようなこってり系ではなくしょうゆベースのあっさり系が主であり、縮れ太麺も美味しい。
あっさり系は細麺が合うと思っていたのだが、なかなかどうして美味い。スープに合うのである。
性懲りも無くずるずる音を立てて食べてしまった。勿論スープも残さずにだ。


今回も長くなるので、趣向を替えて二段階で書いていってみようと思う