湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

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ルーセル:バレエ音楽「バッカスとアリアーヌ」第二組曲

2017年08月01日 | Weblog
ミュンシュ指揮ORTF(ina)1959/9/15モントルー音楽祭live(20放送)

録音がクリアではないが力強くこの曲では十分楽しめる。半音階的でワグナーの孫のような重厚なうねりから、ドスンドスン単調なリズムが重さはそのままに楽しげな音楽に転じていく。だがそこにはつねに地に足の着いた、浮つかない目の詰まった音響があり、ミュンシュはむしろそういった非フランス的な部分を交響曲のように展開させ耳を惹く。ブラヴォの嵐もさもありなんな、ルーセルにとってもミュンシュにとっても名作である。
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