20世紀ウラ・クラシック!<最新版>

このページは、19世紀末から20世紀の末流ロマン派クラシック音楽に焦点を当て、同時代の録音評を中心に紹介しています。

コープランド:管弦楽のためのstatements

2016年10月31日 | Weblog
作曲家指揮ORTF(ina配信他)1955/5/28コープランドフェスティバルlive(29放送)

三楽章にならないと脳天気なコープランド節が出てこないしそれもイメージ通りとはいかない、そのあとも退嬰的に謎めいて終わる、これがコープランドの「硬派なほう」の作風である。晦渋なブラスの挽歌から始まり、基本的に木管はほとんど出てこない。ブラスと弦楽器が前面に立つ。確かにコープランドの好む和声は使われるが、リズムは複雑とわかるように複雑で、旋律は無調に近い。各楽器はわりと剥き出し、新古典主義的なからみをするところもみられるが、ユニゾンでメロディを推し進める箇所もあり、全般はとつとつとした音楽の感がある。同時代音楽と歩調を合わせた抽象的な五楽章制の組曲である。演奏はこなれており、軋みやミスもなく、よくまとまっている。録音瑕疵が気になる部分がある。amazon配信とina配信は同じ音源。
ジャンル:
ウェブログ
Comment   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« コープランド:戸外のための序曲 | TOP | コープランド:クラリネット... »

post a comment

Recent Entries | Weblog