20世紀ウラ・クラシック!<最新版>

このページは、19世紀末から20世紀の末流ロマン派クラシック音楽に焦点を当て、同時代の録音評を中心に紹介しています。

ラヴェル:バレエ音楽「ダフニスとクロエ」第二組曲

2017年07月23日 | ラヴェル
デルヴォ指揮コンセール・コロンヌ管弦楽団(COMMAND,forgottenrecords)1961/5パリ

音が良いせいもあり、デルヴォーがそういう音作りをする指揮者ということもあり、リアルな肌触りの夜明けは、夜明け以外の何かの派手な幕開けに聴こえる。ただアクの強い表現も慣れてしまえば、デルヴォーのラヴェルってこうだったな、世俗的なダイナミズムをフランスの音で発する、そういったところで一曲目も中盤以降は、変な解釈も気にならなくなる(これは何もコマンド録音に限らないが)。緩急の緩に欠ける、という表現は大雑把過ぎるけど多用してしまうが、ここでは音色表現において緩急に欠ける、と書いておこうか。濃淡と言ったほうがいいのか、何かそれも違う。すでに迫力があり、だが求心的なミュンシュとは些かも似ず、拡散的であり、しかも豪速球というか、ロザンタールともまた違う。主情的なところがある。三楽章の盛り上がりには誰もケチを付けることはできないだろうが、他の人のラヴェルとは一風変わっている。個人的には構成的にカタルシスを得られなかった感じ。
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