湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

※旧ブログの一部コラム・記事、全画像は移植していません。こちらのコンテンツとして残します。

☆バルトーク:アレグロ・バルバロ

2017年04月10日 | 北欧・東欧
◎作曲家(P)(HMV/HUNGAROTON)1929/11ブダペスト・CD

これが妙に録音がいい。びっくりするくらい音がいい。ロールにしては特有のひずみがないので、一応ちゃんとした録音なのだろうが・・・特有のよたるようなリズム感は民族性に基づくものであり下手なわけではない。模範的名演と言えようか、他民族には真似しにくい表現だろう。バーバリズムの流行に沿ったものとしてはいささか理知的にすぎ、ドビュッシーの影響下とはもはや言えない過激な力感に満ちた作品である。バルトークの確かに一つの特徴を決定付けた作品とは言えるだろう。モダンで洗練された野人。◎。
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☆ドヴォルザーク:交響曲第9 番

2017年03月17日 | 北欧・東欧
○カイルベルト指揮聖チチェリア音楽院管弦楽団(ARCHIPEL)1952/4/27

音はあまりよくない。1楽章、実直で安定した演奏ぶりである。細かい揺れは皆無でやや詰まらないと感じる向きもあるだろう。ブラームス臭もしないから不思議なものだ。2楽章は案外ニュアンスの篭った演奏だがそれはソロに限ったことで、全体的には寧ろサラサラした淀み無い解釈と言える。後半になるとさすが弦の国といった震えるような弦楽アンサンブルから喧嘩をへて陶酔的なまでのテンポ取りと、感情表現が表立ってくる。ここにきてはじめて面白いと感じ始めた。しかし音の悪さは3楽章でもいかんともしがたいものがある。廉価盤にしてはかなり良質なリマスタリングで改善してくれるレーベルなのだが、元が悪すぎるのだろう。原音が痩せてハスキーになりがちなのは諦めるしかない。峻厳で、斬り付けるような激しいアタックや非常に粒だった発音は、リマスターのせいもあるがかなり強烈な印象をのこす。やはり弦楽器、とくにヴァイオリンの強靭さが目立つ。激しさを繋いだ4楽章にもそのまま受け継がれる。このイタリア最高峰のオケにしても弦楽器の凄絶さにかんしては特別だ。これがこの指揮者なのだろう。音作りなどドイツ式なのだろうが、そういう流派とか関係無い特別なものを感じる。4楽章の弦は興奮するし、泣ける。下手くそにやるのが難しい名曲だが、少なくともこの楽章は最後のプレストにいたるまで完璧に演じ上げられている。素晴らしい。恐らく放送音源。「恐らく未出」の文字があるがどうだろうか?

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☆シマノフスキ:ヴァイオリン協奏曲第1番

2017年03月15日 | 北欧・東欧
◎トーテンベルク(Vn)モントゥ指揮ボストン交響楽団(WHRA)1955/1/28live・CD

DAと同じかどうかわからない(録音状態が違いすぎる)。十分聴くに耐えられる音でわりと迫力がある。この組み合わせはこの曲に向いているらしく、尖鋭で複雑な響きの交錯を精緻に割り出し再構築しながらも、一貫してロマン派の協奏曲であるという本質をしっかり意識した構成は聴き易い。モントゥにあっている曲だと思う。シマノフスキは難しそうでいて、同時代と比べればかなり簡潔な書法を駆使する職人的な作曲家だが、こういう演奏で聴くとそれが単純なのではなく「簡潔」なのだということがはっきりわかる。非常にいい演奏。◎。
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☆シマノフスキ:ヴァイオリン協奏曲第2番

2017年03月12日 | 北欧・東欧
○トレーガー(Vn)サタノウスキ指揮ワルシャワ・フィル(nimbus/muza)1962・LP

オケのむせ返るような響きに圧倒されるが、ソリストは堂々としたもの。民族感やスピード感はないがリズム感はよく、ベタ弾き気味のボウイングにしっかりした発音の、赤銅色の太い音色に感情的なヴィヴラート、特徴的で面白い。後半主題が登場するところでスネアとヴァイオリンの絡みなど鋭いアンサンブルで、ぼわーっとしたオケの響きを引き締めている。重音がしっかりし過ぎて民族味が足りないのは仕方ないか。音色の似るウィルコミルスカとの違いはそのあたりにある。あと、左手はとても確かなのだが、ミスタッチ気味の箇所があって、あれ、と思った。テンポ設定が一直線で揺れないまま大団円。なかなかの終幕。○。
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☆バルトーク:劇音楽「中国の不思議な役人」

2017年02月28日 | 北欧・東欧
○ストコフスキ指揮ASO(SCC:CD-R)1969/5/19live(2回分)

同日同プログラム二回公演というのが普通にあったのだが、これはその両方を収録したもの。但し録音状態に違いがあり、二つ目に収録されているほうがマイクが近く音が粗い。一つ目のほうがクリアで非常に聴き応えがあり、ともすると拡散的な響きでリズム性を損なうこともあるストコがトスカニーニ的な集中力をもってやり切っているさまが清清しい(共にブラヴォの嵐だが)。バルトークの描いた細かい音符の細部まで瑞々しい感性で引き立てており、小虫の這いずるような痙攣的トリルの応酬から打楽器群を駆使した大音響のオリエンタリズムまで、スペクタクル的なところにとどまらない感興をあたえる。東欧からロシアの作曲家の描くオーケストラの色彩は私にはしばしば七宝焼きの強い原色に感じられ敬遠しがちなのだが、この曲がそうということもあるしバルトークがそうということもあるけれどもフランス的な軽さがスクリアビン的な気持ち悪さを払拭した演奏として、好感をもった。もちろん正規録音でないという意味で◎にはしない。
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☆ドヴォルザーク:交響曲第8番

2017年02月27日 | 北欧・東欧
○シュヒター指揮NHK交響楽団(king,nhk)1959/10/4放送・CD

これは佳演。シュヒターのリズム感のよさが両端楽章に顕著に現れており、キレのいい表現が続く。4楽章の緩徐部のボリュームのある表現はロマンティックで感動的である。ドイツ風とはよく言われる言葉だが、オケがオケということもあるが、完全にローカライズされたドイツ式ドヴォルザークとは感じない。そのあたりがまたよい。意外だったのが2楽章の大人しさで、3楽章などスラヴ舞曲にもかかわらずあれほどリズムのいい指揮をした指揮者がここは真面目か!という感もなきにしもあらずだが、統制の行き届いた大人の演奏を繰り出していることは確かだ。これは意外な名演であり、「イギリス」好きにも受けると思う。録音は当時の放送録音並みで音場が狭くイマイチ。○。
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☆シマノフスキ:交響曲第4番「協奏的交響曲」

2017年02月13日 | 北欧・東欧
◎パレチュニー(P)エルダー指揮BBC交響楽団(BBC,IMP)1983/2/16londonロイヤル・フェスティヴァルホールlive・CD

ポーランド受難の時代の記録であり、独特の緊張感ある演奏になっている。非力なBBC響もこの曲では怜悧な音色をメリットとして、ブラスも弦楽も頑張っている。シマノフスキに要求される鋭い金属質の音がまさに縦横に出ており、張り裂けそうなアンサンブルが繰り広げられ、これがイギリスにおける演奏というのを忘れさせるような激しさを感じさせる。この曲はけしてケレン味を必要としないが、ここぞというところで起伏が大きくつけられているのも自然。献呈者ルビンシュタインを彷彿とさせる技巧家パレチュニーはこの曲を得意としているだけあって、リズムに破綻の無い演奏ぶりでぐいぐい進める。協奏曲にしては音数は決して多くは無いのだが(ピアノはあくまでオケの一部ではある)特有のリズムと不協和音を絡めた単線的な音楽を流麗に弾きこなしてみせる。けっこう危ない演奏の多い同曲にあってこの安定感はライヴにしては異様ですらある(ルビンシュタインのライヴ記録でも危ない部分が散見されるくらいなのだ)。録音もよく、◎にしておく。ブラヴォが出ないのはちょっと不思議な盛り上がり方。終盤ちょっとデフォルメし過ぎたから?
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☆バルトーク:弦楽合奏のためのディヴェルティメント

2017年01月12日 | 北欧・東欧
◎タファネル・アンサンブル(ducretet thomson)

素晴らしい音なのである。この音はこの時代の演奏でしか聞けない。厚みのある、人の肌の温もりのある音。この太い音の艶だけでも飯一杯いける。弦楽合奏はこうでなくては。もちろんソリストが圧倒的な表現力を発揮しているがそれだけではない、合奏メンバー全員がその主張をあわせてスリリングな饗宴を繰り広げる。まさにディヴェルティメントだ。ぞっとする演奏というのがたまにはある。これはその一つだった。裏面のランドスキが目的だったのだが、この演奏でバルトークのローカリズムと前衛の融合という独特の世界が、けして我々の今生きている世界からかけはなれたものではないと感じた。面白い。◎。
Comments (2)
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☆マルティヌー:交響曲第4番

2017年01月03日 | 北欧・東欧
○アンセルメ指揮スイス・ロマンド管弦楽団(CASCAVELLE他)1967(76?)/3/15ジュネーブlive・CD

アンセルメは40年代に集中的に作曲されたマルティヌーの交響曲を好み地域初演も担ったが、録音は非正規含めても僅かである。これはモノラルだが残響で聴き易い正規ライヴ音源として貴重だ。戦争終結への喜びに満ちた表現から始まる前半楽章は変拍子が多用されるもわかりやすい旋律に繊細で細かな明るい響き、しかしそれを根っこで支えるのは低音楽器の刻む極めて単純なリズムというところ、ほとんど師匠ルーセルのバレエ音楽を中期交響曲に合成したようなものである。旋律性が強く、書法に一種の限界もしくはダンディやデュカふうの「欧風形式性」を彷彿とさせる古風なものが枷となって働いているため単純さが目立ちすぎる箇所もあり、特に後半楽章にきてやや前衛ふうの硬質な響きが目立ちだしても、突飛な感じはせずルーセル3番の2楽章程度の印象しかあたえず、叙情性はそれを上回り、前衛嫌いのアンセルメはやりやすさも含めて同時代者としての共感を持ったであろうことは想像にかたくない。速筆で薄っぺらな感も否めないもののよく書き込まれた1楽章には魅力が溢れており、アンセルメもまた現代バレエ指揮者としてキレのよいリズム表現に構造の鮮やかな「整理整頓」を加えて、共感に満ちた演奏を繰り広げる。ライヴならではの迫真性とそれでも崩れない美しいオケのレベルの高さに瞠目。○。既出と同じ音源でCASCAVELLEの76年表記は誤りとのこと。


H.Dutilleux: Symphony No.1; Martinu: Symphony No.4 / Ernest Ansermet, SRO

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☆バルトーク:ヴィオラ協奏曲

2016年12月09日 | 北欧・東欧
◎プリムローズ(Va)ヨッフム指揮バイエルン放送交響楽団(green HILL)live・CD

非常に音はいいし演奏自体も軽さすら感じさせるまでにこなれていて美しい。バルトークの情念的な部分の殆ど無い、ウォルトンのような表現というか、ウォルトンが真似たとも言えそうだが、ヴァイオリン的な音でそつなくこなすプリムローズだけに(そういう演奏ばかりではないがココではそのとおりである)尚更聴きやすく娯楽性が高い。ヨッフムがまたプリムローズと組み合ってありえないくらいの融合ぶりを発揮して、伴奏指揮者として巧い。◎。
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☆バルトーク:管弦楽のための協奏曲

2016年10月21日 | 北欧・東欧

◎ベイヌム指揮ACO(LYS)1948/9/20・CD

バルトークはちょっと・・・という人におすすめ!これいいです、わかりやすい!構造がわかりやすいというより、前近代的で、直観的に聞きやすいよう上手くまとめている。またベイヌムの適性をつよく感じる。きわめて巧緻な指揮技術が機械的にならず生き生き生かされている。しかもクーセヴィツキーを彷彿とさせそうでいて決してああいう改変の方向に行っているわけではない。オケ的にメリットはあるにせよ(ボストンもヨーロッパ的な弦を持ってるけど)面白いほど「一般におもねった晩年バルトーク」そのものを切り出すことに成功している。「中断された間奏曲」の「DSCHファシストのテーマ」のじつにイヤラシイ嘲笑ぶりにもうなづかされた。冷たい音に重みを加え透明感が失われている点も、好きずきだが私は好きだ。録音(板起こし)の悪さのマイナスも力強い表現の前に屈服する。◎。
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☆バルトーク:ヴァイオリンのための第一ラプソディ

2016年10月09日 | 北欧・東欧
◎シゲティ(Vn)作曲家(P)(HUNGAROTON他)1940/4/13ワシントン図書館live・CD

有名なライヴで録音状態もよく、シゲティ全盛期の素晴らしい音を聞くことができる。この人がかつて非常に感傷的な音を、非常に正確に表現することのできた稀有のヴァイオリニストであったことがわかる。後年は技術が衰え前者だけの演奏家になってしまった感もあるが、同年代には余りいなかった演奏家だろうことが改めて伺える。前時代のロマンチシズムと現代の技術力がここで融合していたのである。表現の正確さが音楽を殺していない、模範的な表現。バルトークは民族性がかなり強い作曲家だがそれ以上に民族的表現に長けた演奏家でもある。リズム表現の独特さは理解できていないと単なる下手に聴こえてしまう。独特のずらしがある。しかしシゲティは意に介さない。シゲティ自身もまたよく理解して表現をあわせているからである。作曲家は旧いライヴ録音で聴かせた土臭い演奏とは違い、ここでアメリカナイズされたと言ったほうがいいのか、こんにちの現代的なイメージとしてのバルトークを表現している。この演奏は凄い。この曲が改めて難しいとも感じた。理解していないと表現にならない、譜面づらのやさしさは見せ掛けだ。シゲティの装飾音の細部まで完璧に適切な音にしているさまは凄い。◎。
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☆バルトーク:ピアノ協奏曲第3番(1945)

2016年09月27日 | 北欧・東欧
○ディッタ・パーストリ・バルトーク(P)シェルイ指揮ウィーン交響楽団(MHS)LP

夫人老年の演奏らしくかなり硬さが目立つ。指が堅いというか、しゃっちょこばったテンポがとくに一楽章では目立つ。ただ打鍵が凄く強く、かなり打楽器的な演奏を指向していることもわかる。細かい音符も一つとして逃さない。だから面白いといえば面白いのだ。未完のこの曲の最後の13小節を補筆した弟子シェルイの棒はすこぶる冴えていて、ソリストを圧倒すると言ったら言い過ぎかもしれないが、やんちゃなウィーン交響楽団を巧くドライヴしてスムーズでかつソリストの解釈との違和感を極力抑えた円熟したワザを見せている。2楽章が技巧的にも平易なせいかいちばん地に足のついた演奏になっていて、夫の望郷の念を、割合とドライにではあるが、美しく透明に描き出している。3楽章は聞き物。盛り上がる。スピードは期待できないし最後の追い込みの弱さが出てしまっているものの、私はアンダなどよりは余程興奮した。決してプロフェッショナルなピアニストとしての技は期待できない、でもバルトークが自分の死後異国に一人残されるディッタが食いっぱぐれないために演奏レパートリーとしてわざわざ平易に書いたこの作品、その思い入れを持って聞けばそれなりに感動はするだろう。録音はいい。ステレオ。シェルイの作品とのカップリング。おまけで○。
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☆ドヴォルザーク:交響曲第8番

2016年09月20日 | 北欧・東欧
○ペンデレツキ指揮シンフォニア・ヴァルソヴィア(DIRIGENT:CD-R)2008/8/26live

存外素晴らしい演奏で驚いた。基本的に縦ノリのガツンガツンくるドイツ的なドヴォルザークなのだが、音響と構造の整え方は中欧伝統の鈍重で非理知的なやり方とは異なって非常にしっくりくる。ここまで揃えばメカ大好きドヴォルザークが簡潔な書法の裏に忍ばせたもの、独創的な楽器の重ね方、音響的配慮の繊細さ、天才的な対位法、リズムの見事なパズリング、そのへんまで聴こえてきて、ただノリや旋律で押し切る方法が既に過去のものであることを今更考えさせられる。ここにはそういった主知的な観点だけがあるのであはない、この作曲家の民族的作品を思わせる、バルトークのような激しい打音にいざなわれ、決して前には流れないが後ろに引きずられることはそれ以上にありえ無い、3楽章などワルツを強調することはないがワルツとて舞踏音楽なのだから明快なリズムが重要であるし、ドヴォルザーク特有の楽想の躁鬱的転回をものともせず構成する指揮者には曲への信望以上の思い入れを感じさせるパワーの発露が伴っている。オケ含め素晴らしい演奏。ドイツ的なドヴォルザークが好きなら。ブラヴォのような言葉が叫ばれる。○。
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☆ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界」

2016年09月10日 | 北欧・東欧
○コンヴィチュニー指揮バンベルク交響楽団(DENON/ETERNA)1961・CD

じつに実直、真面目な演奏で、堅牢至極この上ない。終楽章の壮大なクライマックスにいたってはブラームスと言うよりブルックナーを聴くような感慨をおぼえるが、オケがばらつきがちで、細かい音符が揃わないため軋み音が目立ち、しまらない。ドヴォルザークはブラームス同様込み入ったパズルのようなスコアを仕立てるデジタルさが持味なので、アナログなオケ、とくに機能的でない弦には厳しい。1楽章提示部の繰り返しをやっている。
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