Mizuno on Marketing

あるマーケティング研究者の思考と行動

2019年の冒頭にあたり

2019-01-01 10:40:54 | Weblog
2018年の冒頭にこのブログに書いた抱負を見返すと、昨年1年、研究のアウトプットにおいてほとんど進展がなかったことがわかる。それを進歩がないと見るか、一貫性があると見るか…それなりに楽しい1年だったので、水面下でエネルギーを蓄えた1年、と考えたい…。

春と秋にNYを訪れて、"Failure of New Product Diffusion" の研究で共著者と打ち合わせた。現在、消費者の革新性に基づき新製品の成果を予測する方向へ研究が進んでいる。6月には JIMS と Marketing Science Conference で発表した。今年はさらにステージアップを目指す。



マーケティングにおけるエージェントベース・モデリングを概観した "Complexity Modeling of Consumer Behavior"の出版予定は、Springer のサイトでさらに1年後に延期された。大学院の授業とも連携しつつ、今年中には入稿したい(昨年も同じことを書いていたかもしれないw)。

出版面では『プロ野球「熱狂」の経営科学』の続編、『マーケティングは進化する』改訂版、ビジネスパーソン向けの新企画などが目白押しだ。他方で、昨年中に投稿されているべき学術論文がいくつかある(そのうち1つだけは何とか投稿できた)。やりくりと割り切りが重要だ。

少し違った流れでいうと、昨年初めて数理社会学会でポスター発表した。題目は「『クリエイティブな職業』を測定する」で、数年前に萌芽研究で実施した調査を報告した。新たに共同研究者を得て "Creativity, Class & Consumption" に関する調査を準備中だ(研究費を何とか…)。

テーチングでは、在外研究から戻って再開したゼミで関東学生マーケティング大会に挑んだが、初戦の壁は破れなかった。取り上げたテーマ(肥満に対する過剰な意識、酒類消費への世代効果)は悪くなかったはずだが…。2019年、捲土重来を期して新たな3年生が壁に挑戦する。

ゼミについていえば、昨年秋に久しぶりに(2回目の)OBOG会を実施した。最年長でもまだ20代で皆まだまだ若い。それでも転職したり、結婚したり、それぞれ人生には変化がある。彼らが属したゼミに多少とも誇りを持てるように、自分としては成果の出版で頑張らねばならない。


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