Mizuno on Marketing

あるマーケティング研究者の思考と行動

自己紹介します

2006-07-23 18:44:32 | Weblog
8月末にある「若手」同僚との研究会に,自己紹介文を書かなくてはならない。他の参加者のそれと比べてあまりに情けないのが「主要論文」の欄。昨年以来,投稿した論文のうち,不採択2,返事待ち2,好意的と思われる回答1という状態。せめて forthcoming とか in press とか書けるものがあればいいのだが…。

で「現在進行中の研究テーマ」という欄には(概ね)次のように書いた:

1)消費者の選好がどのように形成され,変化するか(させられるか)を理論化することが研究上の「夢」です。最近特に,社会的相互作用(影響,学習,模倣,差異化…)の役割に注目しています。パネルデータを用いた計量分析や実験的研究のほか,エージェントベース・モデリング(ABM)なども行なっています。
そうした研究に関連する方法論として,消費者の多段階の選択ヒューリスティクスをどう測定するか,経験的なABMがどこまで可能か(局所的な情報で相互に学習し合うエージェントがどこまで「全体」を再現できるか)なども研究している。

2)マーケティング実務に近いテーマとして,仕事まわりのライフスタイル(クリエイティブ/パワー志向)によるセグメンテーションの研究。

3)ものづくりとブランディング。自動車の技術属性とブランド戦略の整合性に関する研究プロジェクトに,最近関わるようになりました。

1番目には,実はいろんなテーマが含まれている。こうまとめて書くと,自分の問題意識としては,どこかでつながっていることがわかる。いつか,本当につながり始めるとうれしいが…。

明日から那須へゼミ合宿。今日は睡眠を十分とる必要があるが,火曜までの原稿が一つある。

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