彼はしきりに数えていた。
「さっきのバスは200円で――。」
交通費。
手帳に克明に記す。
几帳面さ。
まじめさ。
そして「よーわからんけど、あんたには負けますわ」と設計事務所に言わせるヒューマンパワー。
まさに、かけがえのない方だった。
夕方、帰りの新幹線。
以前は数十年と現場所長を歴任、後に営業に配属、東京―大阪を行き交う日々もあった。
「どうぞ、どうぞ。」
設計事務所と同席するや、一生懸命にビールやおつまみを分け賜う姿勢。
恥ずかしくてもいい。
ときに馬鹿にされてもいい。
一生懸命の姿勢こそが、相手を、そして味方を共感させる。
「みてくれ」は関係ない。
営業、堀内、ここにあり。
千葉でバスに同席していたとき、沖縄のパワーストーンの話を聞いた。
まー、人生いろいろ、ありますわ――
影響が誰であれ、生きることに必死のご姿勢に感激した。
もしかしたら、あのとき、自らの体のことを既にご存知だったかも知れない、と思う。
奇しくも、冊子「建築ジャーナル」2009年8月号(関西版)。
彼の現場所長としての遺作が掲載された。
「京田辺シュタイナー学校」
紙面より伝わる所長魂。
「なんでー、このほうがいいやん」と、時に上司につっかかるエネルギー。
(8月20日)、午前中、病に倒れ、天国に去られたことを知った。
「え―――――、、、、、」
彼ほど社に貢献いただいた方はいない。
献花が足りなくなるほど大勢の方が参列した通夜は初めてであった。
その人数は、堀内氏の大変高尚で懐の深いお人柄を彷彿していると言えるだろう。
私、今西良介として、また今西組として、ご冥福を、お祈りいたします。
生涯を建築、そして今西組の将来に賭けた彼を、100年後も忘れません。
彼を、私は、忘れません。
誇り。
誇り。
誇り。
誇り。
誇り。
誇り。
誇り。
誇り。
誇り。
誇り。
誇り。
誇り。
誇り。
誇り。
誇り。
堀内靖仁氏、享年49歳。
昭和35年、4月26日生まれ。
昭和58年、4月5日、今西組入社。
最終社歴、事業本部、営業部長、
私は守る。
何を?
あなたの、かけがえのないものを。
ずっと、見ていてください。
昼食にカップラーメンを食べながら、微笑むあなたは、これからも我々社員の脳裏に、残像のごとく記憶しつづけることでしょう。
「さっきのバスは200円で――。」
交通費。
手帳に克明に記す。
几帳面さ。
まじめさ。
そして「よーわからんけど、あんたには負けますわ」と設計事務所に言わせるヒューマンパワー。
まさに、かけがえのない方だった。
夕方、帰りの新幹線。
以前は数十年と現場所長を歴任、後に営業に配属、東京―大阪を行き交う日々もあった。
「どうぞ、どうぞ。」
設計事務所と同席するや、一生懸命にビールやおつまみを分け賜う姿勢。
恥ずかしくてもいい。
ときに馬鹿にされてもいい。
一生懸命の姿勢こそが、相手を、そして味方を共感させる。
「みてくれ」は関係ない。
営業、堀内、ここにあり。
千葉でバスに同席していたとき、沖縄のパワーストーンの話を聞いた。
まー、人生いろいろ、ありますわ――
影響が誰であれ、生きることに必死のご姿勢に感激した。
もしかしたら、あのとき、自らの体のことを既にご存知だったかも知れない、と思う。
奇しくも、冊子「建築ジャーナル」2009年8月号(関西版)。
彼の現場所長としての遺作が掲載された。
「京田辺シュタイナー学校」
紙面より伝わる所長魂。
「なんでー、このほうがいいやん」と、時に上司につっかかるエネルギー。
(8月20日)、午前中、病に倒れ、天国に去られたことを知った。
「え―――――、、、、、」
彼ほど社に貢献いただいた方はいない。
献花が足りなくなるほど大勢の方が参列した通夜は初めてであった。
その人数は、堀内氏の大変高尚で懐の深いお人柄を彷彿していると言えるだろう。
私、今西良介として、また今西組として、ご冥福を、お祈りいたします。
生涯を建築、そして今西組の将来に賭けた彼を、100年後も忘れません。
彼を、私は、忘れません。
誇り。
誇り。
誇り。
誇り。
誇り。
誇り。
誇り。
誇り。
誇り。
誇り。
誇り。
誇り。
誇り。
誇り。
誇り。
堀内靖仁氏、享年49歳。
昭和35年、4月26日生まれ。
昭和58年、4月5日、今西組入社。
最終社歴、事業本部、営業部長、
私は守る。
何を?
あなたの、かけがえのないものを。
ずっと、見ていてください。
昼食にカップラーメンを食べながら、微笑むあなたは、これからも我々社員の脳裏に、残像のごとく記憶しつづけることでしょう。