無風老人の日記

価値観が多様化し、自分の価値判断を見失った人たちへ
正しい判断や行動をするための「ものの見方・考え方」を身につけよう。

政権交代は権力交代ではない

2010年05月28日 | Weblog
タイトルのように、いまこそ国民は「政権交代は権力交代ではなかった」と認識する必要がある。

その前にひとこと…、

鳩山民主党政権のバカ・マヌケ・アホ・グズ・低脳・無能・ドジ・ボケ・ボケナス・アホンダラ・たわけ・アンポンタン・インチキ・ろくでなし・トンチキ、…おまえらなんか、豆腐の角に頭ぶつけて死んじまえ!

何が「学べば学ぶほど『抑止力』が重要だとわかった」だ!

何が「断腸の思い」だ!

と、私の胸の内を2チャンネルの罵詈雑言集から引用したところで本題に入る。(差別用語?ワタシ、ワッカリマセ~ン=私もこういった馬鹿にした物言いが身についてしまったようだ。前回書いたような「お気に召さないようだ」といった記事を毛嫌いしている私が!…反省!)

今度の参院選の投票先(政党)の選び方についてである。

植草氏が常に指摘しているように、今の日本政治の基本構造は、米・官・業(アメリカ・官僚・大企業)の三者が政治・国家の実権を独占する形態をとってきており、その代理人・手先として利権政党・利権政治屋が存在し、国家の情報工作機関としてマスメディアが存在している。

この米・官・業に政・電の2者を加えた米・官・業・政・電の5者が“悪徳ペンタゴン(五角形)”と命名した利権複合体を形成し、政治の実権を握り続けてきたのが日本国の実態である。

これら利権複合体の一部である「政」が昨年8月30日、自民党から民主党に変わった。

これが「政権交代」である。

ところが、それまで政治の実権を握り続けてきた利権複合体の4者は健在である。
某新聞社(の記者)は「民主党さんの思い通りにはさせないぜ!」と国民が選んだ「政」(民主党)を真っ向から否定し「これからが我々の出番だ」と民主党政権潰しに奔走、民主党と国民を引き離すべく小沢潰し、鳩山潰し、民主党潰し報道で国民を洗脳し続けたが、これは他の全マスメディア=「電」も同じであった。

自民党政権時代、マスメディア(記者やテレビに出ている評論家・等)は国家に金・酒・女で買収されていたことが明らかになった。

すなわち、政権交代で「政」は変わったが、あとの権力構造「米・官・業・電」は健在であり、「政」を元に戻し、昔の利権複合体(甘い汁を吸いあう関係)復活に躍起になっている。

政権交代はしたが、それは「権力交代」ではなかったのだ。(M:すみません。このフレーズは他人様のブログに出ていたのですが、私が気に入ったため、無断でタイトルその他に何回も使わせてもらっています)

余談として、前回のアンケートというか質問事項の続きです。

19.大臣が任命されて初登庁する際、その所轄省庁の職員全員が拍手で出迎えることが慣例として行なわれています。長妻議員が厚生労働大臣に任命され初登庁した時、その慣例が行なわれませんでした。
マスコミは、それを写し出しましたが「何故、拍手で迎えることをしなかったのか?」と厚労省の職員や幹部に詰問するマスコミは皆無でした。長妻氏を支持した国民はすご~く嫌な気分になりましたが、あなたはマスコミが厚労省官僚に詰問しなかったのは何故だか分かりますか?
わかると書いた方は、その理由を空欄に書いてください。
<わかる><わからない> 空欄________________________________________________________________

(余談)長妻氏が厚労大臣に就任した時に、厚労省の幹部の人が「○○君(元厚労大臣)も××君(元厚労大臣)も我々(官僚)が育ててやったのだ。長妻に何が出来るか!」といっていたそうだ(厚労省内部の某職員談)。これには民主党が官僚主導から政治主導を打ち出していたといった背景があるものの、悪徳ペンタゴン(権力)の一角「官」の傲慢さが見て取れる。
拍手で迎えなかった件も、マスメディアが国民の側に立っているなら、職員に誰の指示で拍手しなかったのかを取材し、指示した幹部に何故、職員にそう命じたのか、と責めるべきだ。テレビにその張本人を映し出すべきだ。…余談終わり

20.最近、官房機密費(国民の税金)が評論家やタレントに渡っていた事が官房長官を務めた自民党議員・野中広務氏によって明らかになり、同じく、機密費が記者たちに酒と女を与える金として使われていたことが平野貞夫元参議院議員によって明らかになりました。テレビの報道番組に出演している評論家に国民の疑惑が向いているのですから、各テレビ局とも出演している評論家・コメンテーター・政治番組に出ているタレントに「私は一銭もそんな金は受取っていない」「女を世話してもらったことは無い」と言明させたら疑惑が払拭されるのに、どの報道番組もそれをやらない。何故だか分かりますか?
わかると書いた方は、その理由を空欄に書いてください。
<わかる><わからない> 空欄________________________________________________________________

参考:ちなみに、ネットの世論調査では、機密費の評論家等への盆暮れ500万円づつ(計1000万円/年)の付け届けについて、「真相究明すべき」が98%(どちらともいえない除く)あり、機密費(国民の税金)を評論家等に渡す行為を「適切でない」が98%(分からない除く)、又、疑惑をもたれている評論家は「説明責任を果たすべきだ」も98%(わからない除く)と、国民のほとんどがそう考えているのに、全てのマスメディアが、この件を追求・真相解明に動かない。(全てのマスメディアが、と言ったが週間ポストと日刊ゲンダイは機密費をもらっていないようで例外)

21.上の質問と同じくネット世論調査で「追求すべき」とする国民が98%以上いるのに、NHK始め各テレビ局ともこの件を追及していません。何故だかわかりますか?
わかると書いた方は、その理由を空欄に書いてください。
<わかる><わからない> 空欄________________________________________________________________


参考:ネット世論調査では「最近のテレビ番組に於ける政治報道に“政治的な偏り”を感じることがありますか?の設問に実に99%以上の人が「ほとんどがそうだと感じる」(ほとんどの報道に政治的な偏りを感じる)と答えている。

国民のほとんどがそうだと感じていることを民主党政権が「マスコミのせい」と言えば、「独裁だ」「報道の自由の侵害だ」「報道規制するつもりか」と旧体制側(マスコミ含む)から待ってましたとばかり一斉に批難されるのは分かっていたから、これだけ支持率が下がるまで我慢してきたのだ。
マスコミはネット世論調査を見て反省すべきだ。
不偏不党は放送法に規定してあるが、国民のほとんどが「政治的な偏り」を感じているのである。
本来なら政府がこれらの報道機関を全て「放送法違反」で取り締まったとしても、それは「報道弾圧」とはいえない状態なのだ。


話を元に戻そう。
私は最初に鳩山民主党政権を批判する(誹謗中傷する)罵詈雑言を発したが、では、今度の参院選でどの政党を選べがいいのか、となると話は違ってくるのだ。

国民は投票政党を選択する時、次の基準を忘れてはならない。

1.その政党(新政党含む)は憲法を改正しようとしているか、否か。

これが、国民にとって一番大きな問題である。憲法が改正されたら、国民は国家の奴隷と化すことになるのだ。
良く自民党の新憲法草案を吟味すればすぐ分かることだ。マスコミは「権力」側なので、国民にそのことを知らせない。
鳩山首相も改憲論者だが「自分の就任期間中は憲法は改正しない」と明言している。
自民党が駄目だから、といって新党に投票しようと考えている人は、ちょっと待て!である。
新党には今の自民党より右派・タカ派の人が多い。又、当選すれば政界再編成が行なわれ、結局、政党名はどうであれ、自民党と同じ「国民のことを考えない利権政党」が出来上がってしまうのは目に見えている。

2.その政党は「企業献金全面禁止」をうたっているか否か。(権力の一角「業」の排除)

財界の重鎮が「金も出すが、(政治に)口も出す」といって再開した企業献金。その大企業と政治の癒着が今の日本の現状をつくりだしたのだ。
例えば、トヨタを例にとると儲からなくても10年も20年も内部留保を取り崩せば従業員の給与は払っていける状態だったのに、「世界同時不況」で赤字となったことを理由に派遣切りを即実行。その為、今年3月期の決算ではV字型の回復を示し営業利益で1500億円の黒字決算となった。
こういった大企業の黒字決算が次々に報告されるなか、国民の40%以上が家計の赤字に苦しんでいる。
(年収400万円以下の家庭は赤字になっているそうだ)

経団連(の政治団体)は企業の損得、即ち企業に利する政策を行なうか否かで政党評価を行い、点数を付け献金額を決めていた。つまり企業の為に働く政党(今までは自民党)に多く金を出した。
2007年度の経団連評価=献金額は自民党29億1000万円、民主党8000万円となっている。

小沢民主党幹事長は「企業献金全面禁止」をうたっている。自民党はじめ各政党はどうか?
これをマニフェストに謳ってるか否か、それが国民の為の政治をしてくれる政党か利権政党かを判断する基準である。

3.その政党は官僚の「天下り」根絶をマニフェストで謳っているか否か。(権力の一角「官」の排除)

4.対米隷属からの脱却を目指している政党か否か。(権力の一角「外」の排除)

ネット世論調査では「日本にある米軍基地のほとんどが(将来的に)それほど必要でない」と考えている人が88%強となっていた。

大部分が植草氏の考えを借用しているが、国民は参院選に際し、マスメディア情報に惑わされることなく、以上の4つのことを基準に考えて投票すべきだ。

本当に書き出すと書きたいことが頭にどんどん浮かんできて纏まらなくなる。

止め処がなくなる。今日はここまで、またね。


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