前回書いた様に、海外のどの国も今回の安保法制を「日本が70年の平和主義を捨てて海外に軍隊を送り出す、海外での戦闘を開始する。」と言っている。
安倍政権は「日本国民に丁寧に説明して理解してもらう」というが、世界が上の様に報道しているのだから、「世界に向け、丁寧に説明して、『戦争する国になることはありません』と説明」して納得してもらうことが、先決ではないか。
そうでなければ、今までの日本のPKO活動も国際人道支援も国際貢献も国際協力も、それに携わる日本人が狙われる事態が避けられなくなる。
今日は、日米同盟・日米安保条約について、山本太郎議員(生活)の国会質疑を入れて話してみたい。
まず最初に「日米安保条約は軍事同盟ではない」とする藤井裕久氏(衆議院議員・大蔵大臣・財務大臣等歴任)の話から始める。
<記者クラブの会見にて>
日本が過去に軍事同盟を結んだのは日英同盟と日独伊軍事同盟の二回だけ、日米安全保障条約は米ソ対立の冷戦期にアメリカが「ソ連・共産主義の驚異から、極東地区の平和を守るとして結ばれたもので、アメリカは日本を守るのだから日本は土地(区域)・施設を提供する義務がある、と定めたもの。
決して日米安全保障条約は軍事同盟ではない。(私も考え違いをしていたが…)
集団的自衛権というのは、対等な軍事同盟での話。
対等な軍事同盟に必要なのは同盟国共通の「仮想敵国」をつくること。
「仮想敵国」をつくるのは集団的自衛権の本質。
軍事同盟を結ぶと同盟国がやられたら出ていかなければならない。
麻生さんと一緒に歩いていて麻生さんが不良に襲われた時に安倍さんが必ず助勢する、という例の話です。
記者質問:安倍首相は何故、この法案の成立を急ぐのでしょう。
藤井裕久氏:アメリカは日本に肩代わりを求めているのです。世界の警察国家(軍事)と経済(バラマキ)の両面で。
上の話は山本太郎氏の国会質疑で出てきます。ここでは省略しますのでそちらを参考願います。
ここからは、①日米安保条約は軍事同盟ではない。②アメリカは日本に肩代わりを要求してきている。の2点を頭において読み進んで下さい。
日米同盟は軍事同盟と考えているジャパン・ハンドラーズ(日本のマスコミでは知日派・親日派と紹介されていますが、『日本を手玉に取る人々』)のお話をしていきます。
アーミテージ氏紹介(ウィキペディアより)
日本の政府マスコミ、そして日本国民が考えているのは日米安全保障条約に基づく「日米同盟」なのだが、
アーミテージ氏:
同盟とはお互いのために血を流すことを意味する。
アメリカにとって、同盟とは共に戦うという意味以外にない。
同盟とは自ら血を流し、相手のために血を流す、そういう関係、ただそれだけだ。
アーミテージ氏は日米同盟はお互いに血を流し合う軍事同盟だ、としています。
ナイ氏紹介
元・国務副次官(カーター大統領政権下)
元・国防次官補(クリントン大統領政権下)
現・ハーバード大学教授
ジョセフ・ナイ氏:
集団的自衛権の禁止は同盟(軍事同盟)にとって障害だ。
さて、山本太郎氏の国会質問の内容に入ります。
山本太郎氏は「永田町ではみんな知っているけれども、わざわざ言わないことを質問していきたい」と永田町のタブー話を切り口にした。
2012年のアーミテージ・ナイ・レポートの日本への提言をパネルで示めし、(右の日本の対応は私が書き加えたもの)
日本政府はアメリカの要求通りやっている。「完全コピー」ですよ。
アメリカ・アメリカ軍の要請・ニーズには憲法を踏みにじってでも、国民の生活を破壊してでも、真摯に全力で取り組むって、これ、どういうことなんですか?
これ、独立国家って呼べますか?
完全コントロールされてんじゃないかよ。誰の国なんだこの国は!
(余談)
安倍首相が「集団的自衛権の行使容認」を閣議決定した2週間後、アーミテージ氏、ナイ氏が安倍首相を訪問した時の写真を山本太郎氏がパネルで紹介しましたが、それをパロってみました。
<植草一秀氏のブログより>
山本太郎氏は、安倍政権の政策運営が、基本的に米国の命令・指令に基づくものであることを鮮明に浮かび上がらせた。
安倍首相がアジア諸国に対して敵対的な姿勢を示していることから、安倍晋三氏を「強い日本を目指す宰相」と勘違いする向きがあるが、完全なる誤りである。
たしかに、安倍晋三氏はアジア諸国に対しては敵対的な姿勢を示しているが、その裏側で、米国に対しては、何ひとつものを言えない、
完全隷従、
植民地状態
の政治を実行している。
ここには、日本の自主独立、独立自尊の気概も行動もない。
敗戦後の日本は米国に支配され続けてきた。
毎回ショートにしたいので、今日はここまで、またね。
安倍政権は「日本国民に丁寧に説明して理解してもらう」というが、世界が上の様に報道しているのだから、「世界に向け、丁寧に説明して、『戦争する国になることはありません』と説明」して納得してもらうことが、先決ではないか。
そうでなければ、今までの日本のPKO活動も国際人道支援も国際貢献も国際協力も、それに携わる日本人が狙われる事態が避けられなくなる。
今日は、日米同盟・日米安保条約について、山本太郎議員(生活)の国会質疑を入れて話してみたい。
まず最初に「日米安保条約は軍事同盟ではない」とする藤井裕久氏(衆議院議員・大蔵大臣・財務大臣等歴任)の話から始める。
<記者クラブの会見にて>
日本が過去に軍事同盟を結んだのは日英同盟と日独伊軍事同盟の二回だけ、日米安全保障条約は米ソ対立の冷戦期にアメリカが「ソ連・共産主義の驚異から、極東地区の平和を守るとして結ばれたもので、アメリカは日本を守るのだから日本は土地(区域)・施設を提供する義務がある、と定めたもの。
決して日米安全保障条約は軍事同盟ではない。(私も考え違いをしていたが…)
集団的自衛権というのは、対等な軍事同盟での話。
対等な軍事同盟に必要なのは同盟国共通の「仮想敵国」をつくること。
「仮想敵国」をつくるのは集団的自衛権の本質。
軍事同盟を結ぶと同盟国がやられたら出ていかなければならない。
麻生さんと一緒に歩いていて麻生さんが不良に襲われた時に安倍さんが必ず助勢する、という例の話です。
記者質問:安倍首相は何故、この法案の成立を急ぐのでしょう。
藤井裕久氏:アメリカは日本に肩代わりを求めているのです。世界の警察国家(軍事)と経済(バラマキ)の両面で。
上の話は山本太郎氏の国会質疑で出てきます。ここでは省略しますのでそちらを参考願います。
ここからは、①日米安保条約は軍事同盟ではない。②アメリカは日本に肩代わりを要求してきている。の2点を頭において読み進んで下さい。
日米同盟は軍事同盟と考えているジャパン・ハンドラーズ(日本のマスコミでは知日派・親日派と紹介されていますが、『日本を手玉に取る人々』)のお話をしていきます。
アーミテージ氏紹介(ウィキペディアより)
日本の政府マスコミ、そして日本国民が考えているのは日米安全保障条約に基づく「日米同盟」なのだが、
アーミテージ氏:
同盟とはお互いのために血を流すことを意味する。
アメリカにとって、同盟とは共に戦うという意味以外にない。
同盟とは自ら血を流し、相手のために血を流す、そういう関係、ただそれだけだ。
アーミテージ氏は日米同盟はお互いに血を流し合う軍事同盟だ、としています。
ナイ氏紹介
元・国務副次官(カーター大統領政権下)
元・国防次官補(クリントン大統領政権下)
現・ハーバード大学教授
ジョセフ・ナイ氏:
集団的自衛権の禁止は同盟(軍事同盟)にとって障害だ。
さて、山本太郎氏の国会質問の内容に入ります。
山本太郎氏は「永田町ではみんな知っているけれども、わざわざ言わないことを質問していきたい」と永田町のタブー話を切り口にした。
2012年のアーミテージ・ナイ・レポートの日本への提言をパネルで示めし、(右の日本の対応は私が書き加えたもの)
日本政府はアメリカの要求通りやっている。「完全コピー」ですよ。
アメリカ・アメリカ軍の要請・ニーズには憲法を踏みにじってでも、国民の生活を破壊してでも、真摯に全力で取り組むって、これ、どういうことなんですか?
これ、独立国家って呼べますか?
完全コントロールされてんじゃないかよ。誰の国なんだこの国は!
(余談)
安倍首相が「集団的自衛権の行使容認」を閣議決定した2週間後、アーミテージ氏、ナイ氏が安倍首相を訪問した時の写真を山本太郎氏がパネルで紹介しましたが、それをパロってみました。
<植草一秀氏のブログより>
山本太郎氏は、安倍政権の政策運営が、基本的に米国の命令・指令に基づくものであることを鮮明に浮かび上がらせた。
安倍首相がアジア諸国に対して敵対的な姿勢を示していることから、安倍晋三氏を「強い日本を目指す宰相」と勘違いする向きがあるが、完全なる誤りである。
たしかに、安倍晋三氏はアジア諸国に対しては敵対的な姿勢を示しているが、その裏側で、米国に対しては、何ひとつものを言えない、
完全隷従、
植民地状態
の政治を実行している。
ここには、日本の自主独立、独立自尊の気概も行動もない。
敗戦後の日本は米国に支配され続けてきた。
毎回ショートにしたいので、今日はここまで、またね。