無風老人の日記

価値観が多様化し、自分の価値判断を見失った人たちへ
正しい判断や行動をするための「ものの見方・考え方」を身につけよう。

政府マスコミの国民操縦の現状・・・その3

2014年04月26日 | Weblog
あなたはマスコミから与えられる情報を信じて自分の考え・意見を形成している。

そのマスコミは下記の考えをもって国民に情報を与えている。(又、誰かのブログ記事より盗用してコピペしています m(_ _)m )

某テレビ局トップの発言集

■「テレビは洗脳装置。嘘でも放送しちゃえばそれが真実。」(1998年)


■「社会を支配しているのはテレビ。これからは私が日本を支配するわけです。」(2002年)


■「日本人はバカばかりだから、我々テレビ人が指導監督してやっているんです。」(2003年)


■『君たちは選ばれた人間だ。 君たちは報道によって世の中を動かす側の人間。 対して一般国民は我々の情報によって動かされる人間だ。
日本は選ばれた人間である我々によって白にも黒にもなる』 (2010/4/1の入社式での訓示)



会社・団体・組織に入った新人は、そのトップの考え方を身につけなければその組織の中での生存競争で勝ち残れない。つまり、出世・より良い生活はおぼつかなくなるのは言うまでもない。

そんな考え方を身につけた連中が国民に向け流す報道の一例を先の日米首脳会談を取り上げて示す。


■日米同盟「力強く復活」・・・産経新聞2014年4月25日付一面大見出し

中見出し:大統領「尖閣は安保対象」


内容を少しだけ:オバマ氏は尖閣諸島が日米安全保障条約の適用対象であることを米大統領として初めて明言、首相は会談終了後の記者会見で「日米同盟は力強く復活した」とアピールした。

■「尖閣に安保適用」・・・毎日新聞2014年4月25日付一面大見出し

中見出し:米大統領が明言




■「人生で一番おいしいすし」首相もてなしにオバマ氏(2014.4.23 MSNニュース)


安倍晋三首相は23日夜、来日したオバマ米大統領を東京・銀座の高級すし店に招き会食した。
オバマ氏は好物でのもてなしに対し「すしは随分食べてきたが、人生の中で一番おいしいすしだった」との感想を口にした。
両首脳の親密ぶりをアピールする狙いだ。…中略…
首相は夕食会後、記者団に「オバマ氏が日本食、特にすしが大好きだとうかがったので、えりすぐりのすしを味わっていただこうと思った」と語った。


■[東京 25日 ロイター] - 安倍晋三首相は25日、日米両政府が共同声明を発出したことに関し、「少し時間がかかったが、日米にとって画期的な声明になった」との認識を示した。オバマ米大統領の訪日中の大筋合意に至らなかった環太平洋連携協定(TPP)交渉に関しては「諸課題について前進していく道筋を確認することができた」と述べた。

同日午後、官邸内で記者団に語った。その中で安倍首相は、共同声明は日米両国にとって画期的なものとの認識を示し、「力による現状変更に反対する。尖閣諸島は安保の5条適用対象に含まれ、集団的自衛権の検討について歓迎、支持をする3点を共同声明に書き込むことができた」と強調した。



こういった報道があなたの耳や目に入ってきて頭の中に一定の意見・考えが形成されていく。

だが、ネットで情報を集めると全く違った面が見えてくる。

まず、簡単な方の「高級寿司店」の話から事実を挙げておく。

その銀座の三ツ星寿司屋「すきやばし次郎(Sukiyabashi Jiro)」に後から取材して分かったこと。


《2014年04月24日 天木直人のブログより改竄》


安倍首相は今度のオバマ大統領訪日の最初の重要行事として寿司屋を選んだ。

そこでもっぱら寿司談義をしてオバマ大統領との友好関係をつくり、明日の公式首脳会談でオバマ大統領と真剣勝負をしようと目論んだに違いない。

しかし、その寿司屋でビジネスライクのオバマ大統領は『いきなりTPPで安倍首相に譲歩を迫った』。

それを寿司屋のおやじの前で迫った。それを寿司屋のおやじが取材の記者連にばらしてしまった。

『いきなり交渉がはじまった。』『深刻な雰囲気だった。』と・・・。

美味いとパクパク食べていたのは安倍首相だったが『オバマ大統領は半分しか寿司に手をつけなかった』と・・・。

オバマ大統領の外交辞令=『人生で一番うまい寿司だ』とオバマ大統領は喜んでいたとそのまま記者に話すような安倍首相では、とてもオバマ大統領との外交交渉には勝てない。(一説では安倍首相からの話をマスコミがそのまま載せたものなので、本当にオバマがそういったのかどうか真偽のほどは分からないとしている)



次に、「尖閣は安保対象」とオバマ大統領が明言した、と大々的にはしゃぐマスコミに対して、日刊ゲンダイと植草一秀氏のブログから要約(改竄)して書いてみる。

日米首脳会談で日本はどれほどの成果が得られたのか?

TPP交渉を見ても分かる通り、目玉になるような合意は全く無かった。

その為、本来であれば、会談後の首脳同士の記者会見と同時に発表される日米共同声明が延期となり「出ないのか?」「そんな馬鹿な!」と大新聞の記者は騒然としていた。

共同声明には当初から「日米同盟の深化」や「力による現状変更への反対」等、当たり前の事を盛り込むことになっていたが、それも延期されたのだ。(結局、この従来通りの当たり前の事が共同声明となった。これで日米首脳会談の成果と言えるのであろうか?)

そこで、「尖閣にも日米安保」が唯一の話題として大新聞の一面トップを飾ったわけなのだが、これは従来からクリントン前国務長官、ヘーゲル国防長官らが明言していたアメリカの日本に対する姿勢である。

メディアは、「尖閣が日米安保条約の適用範囲」を明記したことを大きく報道するが、噴飯ものである。



《植草氏のブログより》

米国はかねてより次の見解を明示してきている。


1.尖閣は日米安保条約の適用範囲である。


2.尖閣の領有権について、米国はいずれの国の側にも立たない。


これが米国の基本スタンスで、今回の「大統領明言・共同声明」は、これを追認するものでしかない。



だから、オバマ大統領は記者との質疑応答で「何故、ここで(尖閣にも安保適用と)言及したのか?」と問われ、「私たち(=アメリカ政府)の立場は新しいものではない。一貫してこの立場をとっている。」と答えている。

更にオバマ大統領は「(米国は)領有権に関して決定的な立場は示さない。=尖閣の日中の領有権問題には口をはさまない。」と言い「米国は中国とも親密な関係を保っており・・・」従って日本に対し「対話や信頼醸成の取り組みがなく、このまま事態の悪化を見続けるのは大きな過ちだ、と安倍首相に伝えた」と語っている。


オバマ大統領のこの発言を記事にして安倍首相を批判するマスコミがあっても良いと思うのだが、記者クラブ所属のテレビ・新聞からは一切なし。

ひどい日本になってしまっている。それに気がついて欲しい。

昔、営業をしていた時、「営業の売り込みで商品を安くして買ってもらうことは誰にでも出来る。高い価格のままで買ってもらう、これが営業の腕だ。」とよく言われた。

米国の立場としては日本の軍隊にアメリカ軍の肩代わりとなって(先兵となって)働いてもらう事は歓迎すべきことだ。だからアメリカの立場からすれば日本政府が今行なおうとしている解釈改憲=「集団的自衛権の行使が出来るようにする」ことに「支持する」態度を表明することは最初から分かりきっていることだ。

先の営業でも顧客の要請に従って商品をどんどん下げていったら、即ち、顧客の言うことを何でもきいていたら「顧客満足度100%」を得られるのは間違いない。
しかし、それはその会社の不利益となる。最後には採算が成り立たず倒産してしまう。

国と国との外交にもそれは当てはまる。今の政府マスコミは国民を騙して国益に反する行為(=TPP加入・集団的自衛権容認・等)をしている。

中途半端だが、今日はここまで、またね。