無風老人の日記

価値観が多様化し、自分の価値判断を見失った人たちへ
正しい判断や行動をするための「ものの見方・考え方」を身につけよう。

自滅する国民

2010年05月28日 | Weblog
“民主党政権打倒に燃えるマスメディア”…このことに全国民が気が付かないと、日本国民は「自滅の道まっしぐら」となる。

テレビにしても新聞にしても一方通行で一方的に情報を押し付ける。

私のようにテレビに向かって「そうではないだろう!それはこう報道すべきだろう!」といったところで返事は返ってこない。

国民は全マスメディアが揃って同じ様な報道をすることによって、それが本当のことだと脳裏に染みこまされている。

まさに「三人言いて虎を成す」(ウソでも皆でいえば本当のようになってしまう)である。

小沢氏=悪。鳩山総理と小沢幹事長の「政治とカネの問題」。「普天間問題」での鳩山内閣の“迷走ぶり”。
子供手当てはバラマキ。高速料金無料化反対(CO2等)。高校授業料無償化等財源はどうする?。
これらは。マスメディアによって作られた世論である。
逆に、マスメディアが報道しなかったり、小さく報道したり、事実を変形して報道したり、といった情報操作で、国民が気付いていない真実も多い。

これらの例を少し挙げていく。(今の私の頭の中はあれも書きたいこれも書きたいと混乱状態、結局最初に書こうと思っていた重要論点ではなくなったが、とにかく書いていくしかないと、筆を進めることにした)

※日本国で初めての本格的政権交代が為された時のマスメディア論調。

(選挙前、民主党有利と看做された時の産経ニュース見出し)

■「民主党政権」に渦巻く不満、広がる疑心暗鬼

(選挙で民主党が圧勝した時)
■「鳩山首相」 恍惚と不安

(翌日のラジオ…以前書いたものを転記)
■選挙の次の日の早朝、ラジオで産経新聞の政治部長・乾正人氏が、(民主党のマニフェストは財源無きバラマキであり)「民主党には全く期待できません」と発言していた。

乾氏は産経新聞の政治部長として盛んに彼の論説で「憲法改正し集団的自衛権を認め、海外への軍隊(今は自衛隊)派兵(今は派遣)を恒久法化して、核保有し、敵基地攻撃能力を持ち、日本も武器を作って外に売れるようにして儲けられるよう(昔は“死の商人”といった)にし、アメリカに向かって発射される北朝鮮のミサイルを打ち落とせるようにすることが肝要」と力説している人なので、民主党が政権をとったら(自民党と違い)今後4年間は「憲法改正」も「集団的自衛権を行使できるようにとの憲法解釈変更」も没になることは確実なため「民主党に期待できません」と考えているからで、政権交代実現という輝かしい日に、このような人物をラジオに出して発言させる事は不要なのである。
これは一つの例だが、どこのマスメディアも出す人物(政治家・評論家・町の人)が「違っている」

(その他、選挙後=政権交代成立後数日間のマスコミの記事内容は下記の通り…これもその当時の日記から)

1.民主党は勝ち過ぎた。(独裁が心配)

2.国民は民主党を支持したのではなく、自民党を見放したに過ぎない。
(表現は「自民に不満、民主に不安」で自民に不満の方が強かったための民主の勝利に過ぎない、というもの)

3.民主党の政策実現能力が問われるのはこれからだ。(早急にやれ!とのマスメディアの要求多い)

4.民主党は小沢支配が進んで、いずれ内部対立が顕在化する。

5.参院では社民、国民新党との連立がなければ過半数を確保できない。(しかし安全保障で意見不一致)
  外交・安保政策の党内不一致が致命的となる。

6.民主党の政策は財源根拠乏しく、バラマキである。財源を捻出できるわけが無い。

7.4年前自民圧勝、今回民主圧勝。風に流されブレる国民。

8.前回、多くの小泉チルドレン、今回、多くの小沢チルドレン(小沢レディース)。(頭数だけ揃えて、何が出来る…と批判)

9.狡猾な小沢の選挙戦略(小沢の刺客)


民主党や小沢氏を批判し、国民に民主党政権に対する不安を煽っている。

だがしかし、である。

例えば、新しい学校に新入生として入る時、新しい会社に新入社員として入る時、人は期待と不安の感情を抱く。

新しいことをやろう、良くしようと未知の行動を起こそうとするとき誰でもが抱く「期待と不安の感情」だが、たいていの場合「期待に胸を弾ませる」と表現される如く、誰でもが期待が大きく希望に燃えるものだ。

今回の選挙結果で新しいことが始まろうとして「国民が期待とコーフン」につつまれている時に全てのマスメディアが水を注し、国民に不安を煽っている。 
テレビに映し出す映像も「(年配の男性の)子供手当て、といっても私には増税になりますよ」「(農家のオバサンの)支援と言ってもいくらもらえるかも分からないし不安ですね」「(町の若者の)期待半分、不安半分。不安も多いです」といった声ばかりを集め、ネットのブログで多い意見「長期政権による癒着・腐敗の洗濯(天下り・政治献金・官僚主導の政治を止める)」等、国民の「バンザイ・バンザイ」といった喜びの声を映し出さない。…昔の日記転載終わり

したがって、国民は自身が成し遂げた政権交代という事実を正確に認識出来ないまま、マスメディアの手によって「民主も自民と一緒(ダメ)」とマインドコントロールされてしまっているのが現在の国民の姿だ。

選挙後の、海外の記事や日刊ゲンダイの記事によって、国民がこの選挙で成し遂げた成果をもう一度確認してください。

(当時の日記転載開始…8/30選挙で9月初め頃)
海外から「日本の政治は新しい夜明けを迎えた」とか「日本の新時代に日は昇る」と論評され、日本で初めての民主革命、とまで評価されている今回の政権交代であるが、悪徳ペンタゴン(政・官・財+マスメディア・外国資本)は、『政治を国民の手に』といっている民主党とその国民を切り離そうと必死である。

大マスコミは何も分かっていないようだ。今度の「政権交代」の意味について、である。
相変らず「小沢支配、膨らむ懸念」だとか「首相主導、出足つまづく」とか書いている。
組閣人事の遅れを「鳩山主導に“待った”をかけた小沢の横やり」と、いうように書く。

小沢氏は「こういう報道のレベルが問題」と記者会見で切り捨てていたが、本当だ。
彼ら(マスメディア)は政権交代の本質が分かっていないのだ。

(M:当時はこのように「マスコミは分かっていない」と書かれたが、マスコミが酒と女と金で国家権力に取り込まれていたからだと分かった今日では、マスコミが何とか元の形に戻したい一念からの記事だったのだと理解できる。)

(M:政権の座を失った後に使われた2億5000万円の機密費は、何とか民主党政権を潰してください、そうしないともういい思いは出来ませんよ、また政権に返り咲いたら従来通り酒を飲ませ・女をあてがい・カネを握らせますから、とマスコミ・記者・評論家等にばら撒いたのではないか。今日のテレビ・新聞の報道に接していると、この推測が一番ピッタリくる。)

「大新聞(マスメディア)は選挙期間中から自民党の対民主党ネガティブキャンペーン広告を平気で載せていました。これもどうかと思いましたが、政権交代後も一緒です。
小沢派閥の暴走懸念とか、民主党の1年生(小沢チルドレン)は何も知らないとか、わざと不安を煽っている。民主党政権を潰したいのだな、という悪意・謀略を感じます。」(九大名誉教授・斉藤文男氏)

天木直人氏のブログ(9月2日=民主圧勝後3日目)

総選挙から今日までの短い間に我々の目の前で繰り広げられているものは何か。…略(それは、官僚とマスメディアという抵抗勢力による民主党政権たたきである、と続く)
自民党に代わって抵抗勢力になるのが官僚組織と大手メディアである。
官僚の抵抗に難渋する鳩山民主党政権の脆弱さを浮き彫りにすることによって、民主党政権もまた自民党政権と変わらない、という失望感を国民に与える大手メディアの巧みな陰謀が読み取れる。

書きかけで置いておいたら、情勢が変わった(鳩山氏・小沢氏の辞任)

このまま書き出した日付けで投稿しておく。

今日はここまで、またね。

政権交代は権力交代ではない

2010年05月28日 | Weblog
タイトルのように、いまこそ国民は「政権交代は権力交代ではなかった」と認識する必要がある。

その前にひとこと…、

鳩山民主党政権のバカ・マヌケ・アホ・グズ・低脳・無能・ドジ・ボケ・ボケナス・アホンダラ・たわけ・アンポンタン・インチキ・ろくでなし・トンチキ、…おまえらなんか、豆腐の角に頭ぶつけて死んじまえ!

何が「学べば学ぶほど『抑止力』が重要だとわかった」だ!

何が「断腸の思い」だ!

と、私の胸の内を2チャンネルの罵詈雑言集から引用したところで本題に入る。(差別用語?ワタシ、ワッカリマセ~ン=私もこういった馬鹿にした物言いが身についてしまったようだ。前回書いたような「お気に召さないようだ」といった記事を毛嫌いしている私が!…反省!)

今度の参院選の投票先(政党)の選び方についてである。

植草氏が常に指摘しているように、今の日本政治の基本構造は、米・官・業(アメリカ・官僚・大企業)の三者が政治・国家の実権を独占する形態をとってきており、その代理人・手先として利権政党・利権政治屋が存在し、国家の情報工作機関としてマスメディアが存在している。

この米・官・業に政・電の2者を加えた米・官・業・政・電の5者が“悪徳ペンタゴン(五角形)”と命名した利権複合体を形成し、政治の実権を握り続けてきたのが日本国の実態である。

これら利権複合体の一部である「政」が昨年8月30日、自民党から民主党に変わった。

これが「政権交代」である。

ところが、それまで政治の実権を握り続けてきた利権複合体の4者は健在である。
某新聞社(の記者)は「民主党さんの思い通りにはさせないぜ!」と国民が選んだ「政」(民主党)を真っ向から否定し「これからが我々の出番だ」と民主党政権潰しに奔走、民主党と国民を引き離すべく小沢潰し、鳩山潰し、民主党潰し報道で国民を洗脳し続けたが、これは他の全マスメディア=「電」も同じであった。

自民党政権時代、マスメディア(記者やテレビに出ている評論家・等)は国家に金・酒・女で買収されていたことが明らかになった。

すなわち、政権交代で「政」は変わったが、あとの権力構造「米・官・業・電」は健在であり、「政」を元に戻し、昔の利権複合体(甘い汁を吸いあう関係)復活に躍起になっている。

政権交代はしたが、それは「権力交代」ではなかったのだ。(M:すみません。このフレーズは他人様のブログに出ていたのですが、私が気に入ったため、無断でタイトルその他に何回も使わせてもらっています)

余談として、前回のアンケートというか質問事項の続きです。

19.大臣が任命されて初登庁する際、その所轄省庁の職員全員が拍手で出迎えることが慣例として行なわれています。長妻議員が厚生労働大臣に任命され初登庁した時、その慣例が行なわれませんでした。
マスコミは、それを写し出しましたが「何故、拍手で迎えることをしなかったのか?」と厚労省の職員や幹部に詰問するマスコミは皆無でした。長妻氏を支持した国民はすご~く嫌な気分になりましたが、あなたはマスコミが厚労省官僚に詰問しなかったのは何故だか分かりますか?
わかると書いた方は、その理由を空欄に書いてください。
<わかる><わからない> 空欄________________________________________________________________

(余談)長妻氏が厚労大臣に就任した時に、厚労省の幹部の人が「○○君(元厚労大臣)も××君(元厚労大臣)も我々(官僚)が育ててやったのだ。長妻に何が出来るか!」といっていたそうだ(厚労省内部の某職員談)。これには民主党が官僚主導から政治主導を打ち出していたといった背景があるものの、悪徳ペンタゴン(権力)の一角「官」の傲慢さが見て取れる。
拍手で迎えなかった件も、マスメディアが国民の側に立っているなら、職員に誰の指示で拍手しなかったのかを取材し、指示した幹部に何故、職員にそう命じたのか、と責めるべきだ。テレビにその張本人を映し出すべきだ。…余談終わり

20.最近、官房機密費(国民の税金)が評論家やタレントに渡っていた事が官房長官を務めた自民党議員・野中広務氏によって明らかになり、同じく、機密費が記者たちに酒と女を与える金として使われていたことが平野貞夫元参議院議員によって明らかになりました。テレビの報道番組に出演している評論家に国民の疑惑が向いているのですから、各テレビ局とも出演している評論家・コメンテーター・政治番組に出ているタレントに「私は一銭もそんな金は受取っていない」「女を世話してもらったことは無い」と言明させたら疑惑が払拭されるのに、どの報道番組もそれをやらない。何故だか分かりますか?
わかると書いた方は、その理由を空欄に書いてください。
<わかる><わからない> 空欄________________________________________________________________

参考:ちなみに、ネットの世論調査では、機密費の評論家等への盆暮れ500万円づつ(計1000万円/年)の付け届けについて、「真相究明すべき」が98%(どちらともいえない除く)あり、機密費(国民の税金)を評論家等に渡す行為を「適切でない」が98%(分からない除く)、又、疑惑をもたれている評論家は「説明責任を果たすべきだ」も98%(わからない除く)と、国民のほとんどがそう考えているのに、全てのマスメディアが、この件を追求・真相解明に動かない。(全てのマスメディアが、と言ったが週間ポストと日刊ゲンダイは機密費をもらっていないようで例外)

21.上の質問と同じくネット世論調査で「追求すべき」とする国民が98%以上いるのに、NHK始め各テレビ局ともこの件を追及していません。何故だかわかりますか?
わかると書いた方は、その理由を空欄に書いてください。
<わかる><わからない> 空欄________________________________________________________________


参考:ネット世論調査では「最近のテレビ番組に於ける政治報道に“政治的な偏り”を感じることがありますか?の設問に実に99%以上の人が「ほとんどがそうだと感じる」(ほとんどの報道に政治的な偏りを感じる)と答えている。

国民のほとんどがそうだと感じていることを民主党政権が「マスコミのせい」と言えば、「独裁だ」「報道の自由の侵害だ」「報道規制するつもりか」と旧体制側(マスコミ含む)から待ってましたとばかり一斉に批難されるのは分かっていたから、これだけ支持率が下がるまで我慢してきたのだ。
マスコミはネット世論調査を見て反省すべきだ。
不偏不党は放送法に規定してあるが、国民のほとんどが「政治的な偏り」を感じているのである。
本来なら政府がこれらの報道機関を全て「放送法違反」で取り締まったとしても、それは「報道弾圧」とはいえない状態なのだ。


話を元に戻そう。
私は最初に鳩山民主党政権を批判する(誹謗中傷する)罵詈雑言を発したが、では、今度の参院選でどの政党を選べがいいのか、となると話は違ってくるのだ。

国民は投票政党を選択する時、次の基準を忘れてはならない。

1.その政党(新政党含む)は憲法を改正しようとしているか、否か。

これが、国民にとって一番大きな問題である。憲法が改正されたら、国民は国家の奴隷と化すことになるのだ。
良く自民党の新憲法草案を吟味すればすぐ分かることだ。マスコミは「権力」側なので、国民にそのことを知らせない。
鳩山首相も改憲論者だが「自分の就任期間中は憲法は改正しない」と明言している。
自民党が駄目だから、といって新党に投票しようと考えている人は、ちょっと待て!である。
新党には今の自民党より右派・タカ派の人が多い。又、当選すれば政界再編成が行なわれ、結局、政党名はどうであれ、自民党と同じ「国民のことを考えない利権政党」が出来上がってしまうのは目に見えている。

2.その政党は「企業献金全面禁止」をうたっているか否か。(権力の一角「業」の排除)

財界の重鎮が「金も出すが、(政治に)口も出す」といって再開した企業献金。その大企業と政治の癒着が今の日本の現状をつくりだしたのだ。
例えば、トヨタを例にとると儲からなくても10年も20年も内部留保を取り崩せば従業員の給与は払っていける状態だったのに、「世界同時不況」で赤字となったことを理由に派遣切りを即実行。その為、今年3月期の決算ではV字型の回復を示し営業利益で1500億円の黒字決算となった。
こういった大企業の黒字決算が次々に報告されるなか、国民の40%以上が家計の赤字に苦しんでいる。
(年収400万円以下の家庭は赤字になっているそうだ)

経団連(の政治団体)は企業の損得、即ち企業に利する政策を行なうか否かで政党評価を行い、点数を付け献金額を決めていた。つまり企業の為に働く政党(今までは自民党)に多く金を出した。
2007年度の経団連評価=献金額は自民党29億1000万円、民主党8000万円となっている。

小沢民主党幹事長は「企業献金全面禁止」をうたっている。自民党はじめ各政党はどうか?
これをマニフェストに謳ってるか否か、それが国民の為の政治をしてくれる政党か利権政党かを判断する基準である。

3.その政党は官僚の「天下り」根絶をマニフェストで謳っているか否か。(権力の一角「官」の排除)

4.対米隷属からの脱却を目指している政党か否か。(権力の一角「外」の排除)

ネット世論調査では「日本にある米軍基地のほとんどが(将来的に)それほど必要でない」と考えている人が88%強となっていた。

大部分が植草氏の考えを借用しているが、国民は参院選に際し、マスメディア情報に惑わされることなく、以上の4つのことを基準に考えて投票すべきだ。

本当に書き出すと書きたいことが頭にどんどん浮かんできて纏まらなくなる。

止め処がなくなる。今日はここまで、またね。