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ダメ出し:結果をもっとよく見よう

2012年12月21日 | ブログラミング

社会調査士のためのこれからの因子分析 on Rpubs

お詫びと訂正とやったね にて

訂正があったので,それはよしと

> mirtパッケージのconfmirt.model()関数で,カンマが含まれている複数行のモデルを書いていて,knitrするとエラーが生じるのは回避できませんでした。ので,Rpubsの方には載ってません。ご容赦ください。

これは,confmirt.model 関数の file 引数を使うことによって解決できる問題。

結果をよく見ようというのは,

result.mirt <- mirt(Science.n, 3, itemtype = "graded", rotate = "promax")
summary(result.mirt)

##
## Rotation:  promax
##
## Rotated factor loadings:
##
##                F_1    F_2    F_3    h2
## Comfort      0.293 -0.218  0.347 0.421
## Environment -0.113 -0.665 -0.039 0.429
## Work        -0.148  0.048  0.705 0.390
## Future       0.049  0.038  0.747 0.591
## Technology   0.077 -0.679 -0.141 0.449
## Industry    -0.069 -0.680  0.107 0.487
## Benefit      1.000  0.068  0.011 0.996

の部分。

Benefit の因子負荷量が 1.000 となっている(実際には 1 に限りなく近い値であるはず)。本当に 1 なのではなくて,収束計算中に因子負荷量が 1 より大きくなったので直前の会を使ったか,強制的に 1 にして収束計算を打ち切ったかであろう。
しかし,その実態は,不適切解(ヘイウッドケース)。そのまま解釈を進めるのでなく,何とか対処しなくては。

そのほか,grm についても,「Warning: 計算結果が NaN になりました」がたくさん出る。

RStudio,knitr, knitToHTML, RPubs 関連で,R のコードと結果を含む HTML 文書が氾濫しているが,本当に R のコードと結果のみというものが多い。そういうものは,文書とはいえない。他人も参考にしにくい(参考にならない)。コードや結果について何か書くという過程があれば,間違いや問題点に気づくのではないかなあとも思う。

 

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