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ダメ出し:使うべき関数を使おう

2013年07月30日 | ブログラミング

「尺度作成(α係数など)」pdf ファイルなんだけど...

まあ,うっかりということではあるのだろうけど,

> なお,合計を項目数で割ったものを合計得点にしたければ...
> to.f1 ← rowSums(x[,l.f1]) / 8

> などとしておけばよいです。

当然のことではあるが,ここは rowMeans を使う。幾つで割るかなんてのをそのまま数字を書くとろくなことはない。多くて数えるのが大変だったり,間違って数えたり,あとで変更があったりと,不都合なことが起きる原因は枚挙にいとまがない。

to.f1 ← rowMeans(x[, l.f1])

和をデータの個数で割るのは,平均の定義だけど,うっかり mean を使うのを忘れること(人)がけっこういる。

例えば,TRUE/FALSE を返す n 回のシミュレーション結果のまとめで,TRUE の確率を求めるとき,TRUE/FALSE も 1/0 と扱われて四則演算の対象になるよというのを思い出すためか sum(result)/n とする人が多いが これは mean(result) でよい。

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