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消費増税ーーなんで,理性的な判断ができないか?

2019年09月26日 | 雑感

今回の消費増税にあたって,駆け込み購入が目立たないという報道が多数あったが,ここ数日,それを煽るような報道が多く見られるようになった。

たとえば,リクルートスーツ。定価 2万5千円 を駆け込み購入するとか。

従来の消費税なら税率 8%  で,税込み 2万7千円。消費税分は 2000 円。

増税後は税率 10% で,税込み 2万7千500円。消費税分は 2500 円。

差額は 500円。これは大きいか?

リクルートスーツ。就職活動の後も使うだろう。何年間?まあ,2年としても,2 年間の内,500 円くらいのラーメンを一回我慢するだけで 500 円はカバーできる。2 年間の内の一回のラーメン代も我慢できないというなら,それは仕方ない。普通の人ならできるだろう。

駆け込み購入は,トイレットペーパーから猫の餌までということだ。

前回の消費増税のとき,ふりかけ(ごはんにかけるふりかけですよ!!)を 3 年分くらい買い込んだ アファー な人がいたということを聞いて,思わず笑ってしまった。

個々人にとってはどうって事がない話のはずなのに,それが何十万,何百万,何千万人の話になると消費増税後の不況になる。

もし,10万人の消費者が駆け込み購入すると 10万 × 500円だから 5千万円になるのだ。増税後は 5千万の売上減になる(それ以前に 5千万売り上げたので,トントンなのだけど)。それが,増税不況だ。

お互い,不幸な話ではないですか。

もっと,冷静になった方がどれだけ幸せか。

 

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