南十字星からアジアQZSS(日)/IGSO(中・印)を眺める

グローカルイースト視点
アジアQZS/IGSO軌道モニタ
高橋冨士信 fj鷹@gmail.com

2018 01/03-01/04 スマホQZSS/GNSS:U-Que,UBX-M8N,Raijin& Zenfone2Intel全4機モニタリング

2018年01月04日 | 2018/01スマホQZSモニタリングデータ
QZS-3&4スマホ受信とQZSS RawDataないし+L5波受信対応国産スマホ期待

更に厳寒期となり、Zenfone2なども安定なGNSS受信データが得られていますので、U-Que,UBX-M8N,Raijin& Zenfone Intel全画面4機による8時間分モニタリング受信データを記録します。

AndroiTSレベル& U-centerスカイプロットのスナップショット・タイルを使用します。
01/03-01/04 スマホQZSS/GNSS@U-Que,UBX-M8N,Raijin& Zenfone2Intelモニタリングです。

2018 01/03_09h~01/03_16hJST:
U-Que,UBX-M8N,Raijin& Zenfone Intel全4機による8時間分モニタリング並列比較タイルを記録します。左からU-Que,UBX-M8N,Raijin& Zenfone2 Intelの順です。


2018 01/03_17h~01/03_24hJST:
U-Que,UBX-M8N,Raijin& Zenfone Intel全4機による8時間分モニタリング並列比較タイルを記録します。左からU-Que,UBX-M8N,Raijin& Zenfone2 Intelの順です。


2018 01/04_01h~01/04_08hJST:
U-Que,UBX-M8N,Raijin& Zenfone Intel全4機による8時間分モニタリング並列比較タイルを記録します。左からU-Que,UBX-M8N,Raijin& Zenfone2 Intelの順です。


上記のスマホ3機とUBX機は概ね合理的な受信状態になっています。
J199,J195が受信できていないことに変わりありません。

2018年1月3-4日JSTのQZSSみちびき24時間軌道アニメGIFを記録

2018年01月04日 | QZSSの軌道・幾何
2018年1月3-4日JSTのQZSSみちびき24時間軌道アニメGIFを記録します。


NORAD Web Site:
https://www.celestrak.com/satcat/search.asp
によりますと、最新のQZS4衛星のTLEは以下のとおりです。このサイトではQZSSでは検索にかかりません。QZSと入力する必要があります。またMICHIBIKIではQZS-3が抜け落ちます。ご注意を。

QZS-1 (MICHIBIKI)
1 37158U 10045A 18003.28587611 -.00000126 00000-0 00000+0 0 9993
2 37158 40.9808 156.4261 0752119 270.1945 278.3604 1.00271169 26761

QZS-2 (MICHIBIKI-2)
1 42738U 17028A 18002.11108857 -.00000217 00000-0 00000+0 0 9994
2 42738 44.4701 286.8573 0740381 270.9754 80.6377 1.00277316 2181

QZS-3
1 42917U 17048A 18002.36395065 -.00000353 00000-0 00000-0 0 9993
2 42917 0.0621 225.3056 0001928 50.7620 83.9026 1.00271677 1298

QZS-4 (MICHIBIKI-4)
1 42965U 17062A 18003.37837977 -.00000330 00000-0 00000+0 0 9991
2 42965 40.5135 23.6054 0750308 270.0340 80.4948 1.00278432 869

ただ検索方式に頼るとTLEは衛星1機毎にコピーする作業が意外に煩わしいです。
https://www.celestrak.com/NORAD/elements/
のNORAD TLEのメインメニューから直接Satellite-Based Augmentation System (WAAS/EGNOS/MSAS)を選ぶか、SBASのURLである
https://www.celestrak.com/NORAD/elements/sbas.txtをたたけば、一気にテキストファイルが出来てくるので、Ctrl+A,Ctrl+Cで全文コピーしてQZS衛星分飲みを選択してコピーする方が多分楽でしょう。しかし現状ではQZS-1とQZS-2のTLEのみ含まれている状況なので、4月の本格サービスイン後には便利になるでしょう。

GPS、Glonassに続いて、既にBeidou,Galileoもメインメニューから直接選択でき、叩けばTLEの一覧のテキストファイルが一気に得られるように便宜が図られています。膨大なアクセスがあるからだと思います。如何に中国系からのアクセスが活発かがわかります。中国系から多くの専門家・セミプロ・アマチュアがTLEをゲットするデバイス開発やアプリ開発が行われているからでしょう。

日本勢もみずからQZS4機のTLEを内閣府サイトで毎日公表するのがBESTですが、NORADに頼らざるをえないのであれば、日本勢からこのNORADサイトへのアクセスとQZSSのTLEダウンロード実績件数を増やすしかないでしょうね。現状は非常に少ないようです。

一発でテキストでGETできるようになれば、逆に自動読み込みは簡単になるので、それが公開されれば、日本勢からのアクセスがさらに増えるという好循環に入ることとなるのでしょう。日本勢も実績作りに頑張る必要があります。

またGPS World誌のアルマナクの中の:
http://gpsworld.com/wp-content/uploads/2012/08/SBAS-chart.png
によりますと:


QZS-1の中心経度が135°、QZS-2とQZS-4の中心経度が136°の経度となっていますが、アニメGIFから見る限りはQZS-4,QZS-2,QZS-1の順で東経では並んでいます。世界中のGNSSユーザがこのサイトのテーブルを見ていますので、正確なQZSS運用サービスでの中心経度値を知らせたほうが良いように思います。