信仰の試し

‟信仰の試し”はなぜ与えられるのですか？


「キリストを信じるなら人は強くされる」と言われますが、
その強さはどのようにして与えられるのでしょうか？

魔法のように与えられるものでしょうか。
それとも訓練によって与えらるのでしょうか。
わたしは‟訓練によって与えられる”と考えています。

スポーツ選手のトレーニングは常に限界を高めるために行われるそうです。
その訓練は厳しく、常に限界を感じると聞きます。
限界を超えると体を壊してしまうかもしれないので、
その点には注意が払われるようです。

主の訓練もそれとよく似ているように思えます。
「神は…耐えられないような試練に合わせることはない」1コリント10：13

これまでに何度も「もう無理、もう限界です！」と思いました。
でも今もここにこうして生きています。
‟耐えられない試練”はなかったようです　ｗ

それが主の訓練であり、‟信仰の試し”と呼ばれるものかもしれません。

罪の宣告

「隣人…を赦さない者は自分自身に罪の宣告を招く」モーサヤ26：31


赦せない思いがあるとき、その心は幸せでいられるでしょうか。
赦せない心を抱えたままで主のもとにいる自分を思い描くことができるでしょうか。

赦せない思いは相手のせいかもしれません。
自分には何の責任もないかもしれません。

そうであっても赦せない心は幸せを遠ざけます。
幸せを遠ざけるとは‟主のみもとから離れる”ことを意味します。

「自分の犯した罪ではないのにどうして？」と思うかもしれません。
「納得できない、理不尽ではないか？」と言われるかもしれません。


この世で罪とは‟自らが犯した過ち”をいいます。
福音の中でいう罪とは‟キリストから離れる”ことです。

「誰でもわたしのもとに来ない者は罪の束縛の下にある」教義と聖約84：51
赦せない心を抱えたままで主のもとにいる自分を思い描くことができるでしょうか？