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預言者伝【番外編20】

2016年07月21日 | 預言者伝関連

情けと大きな慈悲:

前述の彼(アッラーの祝福と平安あれ)の勇敢さに加えて、彼は繊細な心を持つすぐに泣いてしまうお方でした。弱い立場にある人たちへ同情を寄せ、また動物や家畜を慈しみ、人々には彼らに思いやりをもって接するよう忠告しました。教友シャッダード・イブン・アウス(アッラーの御満悦あれ)は彼(アッラーの祝福と平安あれ)について次のように伝えています:アッラーの使徒へはおっしゃいました:まことにアッラーは「イフサーン」(より良く行う事、実行において最善を尽くす事)を万物の上に定め給うた。おまえたちが殺すときには殺し方を最善にしなさい。屠るときは屠り方を最善にしなさい。おまえたちは(切るための)刃をしっかりと研ぎなさい、屠られる家畜を苦しめないために。(ムスリム伝承)

 

教友イブン・アッバース(アッラーの御満悦あれ)によると、羊を横たわらせながら刃を研いでいた男に預言者さま(アッラーの祝福と平安あれ)がおっしゃいました:おまえはこれ(羊)を二回殺したいのか?羊を横たわらせる前に刃を研げないのか?(アッ=タバラーニーとアル=ハーキム伝承)

 

彼(アッラーの祝福と平安あれ)は動物の餌やりや水を与えること、能力以上のことを課さないことを教友たちに忠告しました。

 

また、動物たちから苦難を取り除いたり、労わることには報奨があり、アッラーに近づけてくれる行為であると強調しました。教友アブーフライラ(アッラーの御満悦あれ)によると彼(アッラーの祝福と平安あれ)はおっしゃいました:ある男が歩いていると喉の渇きが激しくなった。井戸を見つけたのでその中へ降りて行き、出てきた。そこには喉の渇きを癒そうと土を食べながら息を切らしている犬がいた。男は言った:この犬も俺の喉の渇きと同じものを感じているな。すると井戸の中に降りていき、その靴を水で満たし、犬の口元へ運び、飲ませた。アッラーはこの男の行為に喜び給い、彼を赦し給うた。人々が言った:アッラーの使徒さま!私たちには家畜においても報奨があるのですか?彼はおっしゃった:すべての湿気ある肝臓を持つものにおいて報奨がある。(アル=ブハーリーとムスリム伝承)

 

教友アブドゥッラー・イブン・ウマル(アッラーの御満悦あれ)は言いました:アッラーの使徒(アッラーの祝福と平安あれ)は次のようにおっしゃいました:ある女が猫のために罰を受けた。彼女は猫に餌をやらず、水をやらず、大地の虫を自分で食べることもさせなかった。(ムスリム伝承)

 

教友サハル・イブン・アムル(アッラーの御満悦あれ)によると彼は言いました:アッラーの使徒(アッラーの祝福と平安あれ)が背中と腹がくっついたラクダに通りかかっておっしゃいました:話すことのできない家畜においてアッラーをおそれなさい!良い状態で彼らに乗り、良い状態で彼らを食べなさい。(アブーダーウード伝承)

 

教友アブドゥッラー・イブン・ジャアファル(アッラーの御満悦あれ)は言いました:アッラーの使徒(アッラーの祝福と平安あれ)がアンサールの男の家に入りました。そこにはラクダがいました。アッラーの使徒(アッラーの祝福と平安あれ)がを見たラクダは気持ちが高揚し、その目は涙であふれました。預言者さま(アッラーの祝福と平安あれ)はラクダのところへ行かれ、そのこぶをお撫でになり、おっしゃいました:このラクダの主人は誰だ?誰のラクダだ?するとアンサールの青年が現れ、これは私のものです、アッラーの使徒さま、と言いました。彼(アッラーの祝福と平安あれ)はおっしゃいました:アッラーがおまえに所有させ給うたこの動物においてアッラーをおそれないのか。まことにこのラクダは私におまえが彼に腹を空かさせ、我慢を強いていると訴えている。(アブーダーウード伝承)

 

教友アブーフライラ(アッラーの御満悦あれ)が次のように伝承しています:彼は言いました:アッラーの使徒(アッラーの祝福と平安あれ)はおっしゃいました:土地が肥沃な時期におまえたちが旅する場合、土地における権利をラクダに与えなさい。土地が乾いている時期におまえたちが旅行する場合、彼らの(歩く)道のりを早く渡れるようにし、旅路の始めの力を保てるよう急ぎなさい。おまえたちが夜中に休憩をとる場合、道は避けなさい。夜間のそれは動物たちの道であり、虫たちの住処であるから。(ムスリム伝承)

 

教友イブン・マスウード(アッラーの御満悦あれ)は言いました:わたしたちはアッラーの使徒(アッラーの祝福と平安あれ)と共に旅をしていました。彼は何かの用事でどこかへ行かれました。(残った)わたしたちは二羽の雛を持つ鳥を見つけ、わたしたちはその雛を取り上げました。すると鳥は翼を広げ出しました。そこへ預言者さま(アッラーの祝福と平安あれ)がいらっしゃり、おっしゃいました:誰がこの鳥をその子をもって驚かしたのだ?雛を鳥に返しなさい。またわたしたちがすでに燃やし終えたたアリの巣を見ておっしゃいました:誰がこれを燃やした?私は言いました:わたしたちです。彼はおっしゃいました:火の主人以外の者が火で罰することがあってはならない。(アブーダーウード伝承)

 

召使や雇われ人については言うまでもありません。いずれも人間で、主人や雇い人に対して持ち前があります。アッラーの使徒(アッラーの祝福と平安あれ)は召使と奴隷たちに良くするようにと遺言済みです。教友ジャービル(アッラーの御満悦あれ)は預言者さま(アッラーの祝福と平安あれ)が奴隷たちに良くするよう忠告していたと伝えています。彼は次のようにおっしゃっていました:おまえたちが食べるものから彼らを食べさせなさい。おまえたちの服から彼らに着せなさい。そして至高偉大なるアッラーの被造物を苦しめてはならない。(アル=ブハーリー伝承)まことにおまえたちの兄弟はおまえたちの奴隷であるが、アッラーは彼らをおまえたちの手の下に置き給うた。それゆえ彼の兄弟が彼の手の下にいる場合、彼が食べるものから彼を食べさせ、彼が着るものを彼に着せなさい。彼らを圧倒することを彼らに課さず、彼らを圧倒することを彼らに課した時には彼らを手伝いなさい。(アル=ブハーリー伝承)

 

教友アブドゥッラー・イブン・ウマル(アッラーの御満悦あれ)は言いました:ある砂漠の民の男が預言者さま(アッラーの祝福と平安あれ)のところへ来て言いました:アッラーの使徒さま!毎日、どのくらい召使を赦したらよいでしょうか?彼(アッラーの祝福と平安あれ)はおっしゃいました:70回。(アッ=ティルミズィーとアブーダーウード伝承)

 

教友イブン・ウマル(アッラーの御満悦あれ)は言いました:アッラーの使徒(アッラーの祝福と平安あれ)はおっしゃいました:雇われ人の汗が乾く前に報酬を与えなさい。(イブン・マージャ伝承)

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