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68章解説【2】

2014年07月10日 | ジュズ・タバーラカ解説
8.それゆえ、おまえは(アッラーのもろもろの印や預言を)嘘だと否定する者たちに従ってはならない。
9.彼らは、おまえが妥協し、そして彼らも妥協することを望んだ。
10.それゆえ、どんな卑しい宣誓常習者にも従ってはならない。
11.(それは)中傷者で、悪口を言いふらす者、
12.善(に費やすこと)を妨げ、度を超す罪深い者、
13.粗野で、その上、素性の卑しい(宣誓常習者)に(従ってはならない)。
14.財産と子供を持っていること(故に)。
15.彼にわれらの諸々の印が読み聞かせられると、「(これは)昔の者たちの作り話である」と言った。
16.いずれわれらは彼の鼻面にに焼印を押そう。

続いてアッラーは預言者に、嘘つき呼ばわりする者たちに従うことを禁じ給います。そして彼らの迷った願望を描写し給います:
「それゆえ、おまえは(アッラーのもろもろの印や預言を)嘘だと否定する者たちに従ってはならない。彼らは、おまえが妥協し、そして彼らも妥協することを望んだ。」

妥協とは:相手に合わせて柔らかい態度を取る、うわべだけの態度を作り上げる、礼儀正しくあることを含みます。ムハンマドよ、おまえの宗教において、彼らの神々を信頼する、との応答を示せば、彼らはおまえの神の崇拝において態度も柔らかくしてくれるだろう、という意味です。しかしこれは彼らの信仰の弱さを示しています。もし、確信を持って自分たちの教えを信仰しているなら、駆け引きしなかったはずだからです。

続いてアッラーは、嘘つき呼ばわりする者たちの一部の者を非常に醜く描写しつつ、彼らに従ってはならないと預言者(アッラーの祝福と平安あれ)に仰せになります:
「それゆえ、どんな卑しい宣誓常習者にも従ってはならない。(それは)中傷者で、悪口を言いふらす者、善(に費やすこと)を妨げ、度を超す罪深い者、粗野で、その上、素性の卑しい(宣誓常習者)に(従ってはならない)。」

至高なるアッラーはこの数節の中で、彼の怒りを誘う9つの特徴を述べ給います:

1.宣誓常習者:何度も宣誓する者のこと。人に信じてもらえないとか、嘘つき呼ばわりされているのを自覚している正直ではない人間くらいしか、誓いの言葉をたくさん言いません。

2.卑しい:下劣な者、嘘つき。

3.中傷者:人々を中傷し、陰口をたたく人。

4.悪口を言いふらす者:歩きながら悪口を人々の間に広めて、彼らの関係を悪くする人。気分を悪くさせる言葉が人から人に移動することでその人たちの間に敵意が生まれます。預言者(アッラーの祝福と平安あれ)は悪口を言う者の罪を次のように解明されました:《悪口を言う者は楽園に入らない》(イブン・マージャ以外が伝承)

5.善を妨げる:人々と彼らが行おうとしている善きことの間に立ちはだかります。ここでの善はお金を指しており、この者は必要としている人たちにお金が渡るのを邪魔します。

6.度を超す:人との付き合いにおける公正と公平の度を超すことで害をもたらします。

7.罪深い者:罪が多いこと。

8.粗野:不信仰なことにおいて非常にドライで無礼な者。または性格の悪い者。

9.素性が卑しい:人々の間でその下品さと悪さで知られている者。またはある民にくっついているが実際は彼らと同じ出身ではなく、父親が不明な者。

続いてアッラーは、これらの特徴に、嘘つき呼ばわりする特徴を加え給います:
「財産と子供を持っていること(故に)。彼にわれらの諸々の印が読み聞かせられると、「(これは)昔の者たちの作り話である」と言った。」

この恩知らずの自分の富と子供で自惚れている者は、クルアーンの諸節のことを昔の人たちの作り話、つまり真実かどうか分からない過去の人たちから伝わった神話だ、と言いました。この節が示している人物が誰については解説者たちの間で意見が分かれていますが、大多数はアル=ワリード・イブン・アル=ムギーラ・アル=マハズーミーであるとしています。アッラーはこの恩知らず者を「いずれわれらは彼の鼻面にに焼印を押そう」と脅迫し給うています。焼印を押すとの言葉で意味したいのは、それが残す跡です。彼の鼻面に焼印を押す、とは、その者に屈辱を与えることを指します。アラブにおいて鼻は、栄光とプライドの箇所とされます。そのため卑屈な者のことを:鼻が切断された者、と言います。アッラーの御約束は確実に実現し、アル=ワリードの鼻はバドルの戦の際に傷を受けたのです。

参考文献:ルーフ・アル=クルアーン タフスィール ジュズ タバーラカ/アフィーフ・アブドゥ=アル=ファッターフ・タッバーラ薯/ダール・アル=イルム リルマラーイーンP29~31)
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