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ハッジを行う方へのアドバイス

2014年09月11日 | ハッジ関連
ハッジはイスラームの5行の一つで、いくつかの条件が当てはまらないと義務とならない崇拝行為です。
その徳は大きいゆえ、行える機会を得た方は、そのことを大いにアッラーに感謝しましょう!
2012年の私のハッジ体験からのアドバイスをご紹介します。
参考になれば幸いです。
せっかく行くのですから、準備はぜひ万端に!

☆出発前☆
- 言うまでもありませんが、ハッジとウムラの行い方を十分に勉強しておくこと。当MLでの講義や、各ウェブサイトに載っている情報だけでもかなり参考になります。写真や動画でハラムモスクや預言者モスクの各門の名称や、イスラームの歴史にちなんだ場所をあらかじめ確認しておくことも忘れずに。

- 利用する旅行会社に、機内食がハラールか確認をとること。トルコエアーやカタルエアーなら元からハラールですが、私が日本から韓国まで乗った飛行機の食事はハラールではなかったです。

- 出国時のバスなどの予約はそうですが、帰りの予約もとりあえずしておくと安心です。

- 女性で月経のある方は、事前に婦人科などでピルの処方をしてもらい、月経のコントロールをしておくこと。

- ビザ発給のためには予防接種を受けなければなりませんが、妊娠の可能性がある人は受けられないそうなので注意。

☆服装に関して☆
- とにかくラクな服装が一番です。もちろん、イスラームに則っている(顔と手以外は見えない)ように。持参する服の数は人それぞれでしょうが、私は安全ピンなど不要の2ピースのヒジャーブ、アバーヤ、ワイドゴムパンツ、キャミORタンクトップなど。現地は湿気の無い暑さのため、風通しの良い服で気持ち良く過ごせます。

- 日本に帰って来る時に寒いかもしれないので、軽いジャケットのような畳んでも場所を取らない物を一つ持って行くと安心です。これはエアコンが良く効いているバスの中などでも重宝します。

- 手洗いしてもとても乾燥していてすぐに乾きます。面倒ではない人はたくさんもって行かずに汚れたら洗って干しましょう。

- 靴:脱ぎ履きしやすく、汚れても良い、軽く、出来れば水に強いもの。無くなってしまったときのために、1足余分に持って行くと安心です。現地で売られているのはあまり質が良くなく、また種類が少ないです。

☆もって行くと良いもの☆
- 風邪薬、痛み止め、ビタミン剤、体温計、のどあめ、マスク、ウェットティッシュ、ポケットティッシュ、おりものシート、無香料の洗濯洗剤、せっけん、シャンプーなど(香料入りは避ける)、洗濯用ひも・洗濯バサミ・ハンガー、サングラス、サンバイザー、帽子、爪切り、櫛、ヘアゴム、ビニール袋、日傘、室内用ビーサン、シーツ、枕カバー用タオル、筆記用具、寝袋

☆カバン☆
- 荷物用:たくさん買い物することを予定しているなら1.大きいカバンと、手荷物用2.軽いキャリーバックかボストンバック。現地では2.を多用します。ミナーへは2.だけを持って行きます。バスでの移動では放り投げられたりするので、汚れても良いものを。軽ければ軽いほど良いです。背中に背負うタイプも良いですがスリに注意。

- 普段用:好みによると思いますが、ななめがけが出来るバッグ。両手が空いて良いです。ポケットがたくさんついていると便利です。

- ハラムに入った時用の靴入れ。

- マイサッジャーダや靴や水を入れる手提げ(丈夫なビニールバッグでも大丈夫です)。

☆その他のアドバイス☆
- ハッジは出発前から既に始まっていることと、そのときから試練に満ちていることを覚えておくこと。イライラを避ける、不満に思わないよう心がける。とくに現地では常にイライラを誘う要因が溢れているので気を付けること。

- 体調管理をどんなにしていても、ほとんどの人がまず喉から調子を悪くし、発熱していくことをあらかじめ知っておくこと。軽い症状(喉、鼻水、軽い熱)は持参の薬で十分だが、高熱が出たら現地の医療機関を頼るべき。自分も発熱するであろうことを覚悟しておく。

- イフラーム後は、マスク・サングラス・ニカーブなどで顔に直に触れるもので顔を覆うことが禁じられることを忘れないように。(これを良しとする見解を採る人もいるが、口論にならないよう気を付ける)

- 現地で野菜を食べることがおそらくほとんどないと思って良い。売られている食事は、フライドチキン、ハンバーガー、ポテトフライなどが多い。食べ物が痛んでいたと言う話は聞いたことはないが、一応気を付けること。

- ザムザム以外は、ペットボトルに入った水を買って飲むこと。

- 外国で使える携帯電話を持っている人は、持参して、現地でSIMを買うと便利。

- wi-fiはあっても弱い。

- 持って帰る用のザムザムは早めに汲んでホテルに置いておくこと。ボトルも早めに買っておかないと売り切れてなくなる)

- 日本円の両替は可能だが、すべての両替商がやっているわけではない。米ドルはどこでも大丈夫。

- 食事と気候の変化のために酷い便秘になるが、水をたくさん飲んでしのぐこと。

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