アヴァターラ・神のまにまに

精神世界の研究試論です。テーマは、瞑想、冥想、人間の進化、七つの身体。このブログは、いかなる団体とも関係ありません。

昔呪詛調伏、今マインド・コントロール

2022-12-12 07:06:04 | 冥想いろいろ
◎承久の乱からカルトまで

後鳥羽上皇は、最勝四天王院などに依って鎌倉方を呪詛調伏したという。呪詛調伏が、深層意識に働きかけて、とある事象を現実化させようというメカニズムであると見れば、マインド・コントロールも人を誤った現実感に誘導して、とある事象を現実化させるという点では同じメカニズムと見れないこともない。護摩を焚くとか焚かないというのは大きな問題ではない。

ところで呪詛調伏と言えば、ブラックマジックであり、邪法なオカルトに直ちに分類されるが、一方マインド・コントロールと言えば、テレビでありスマホであり、情報操作やサブリミナル情報や不断のCM動画の強制挿入が日常的に行われる最前線であって、一見後ろ暗いところがあまりないかのように見える。

ところがその背後には、金と欲得が動機として控えており、鎌倉時代の呪詛調伏の原動力と何ら変わることはない。

むしろ連続的な視聴覚情報の強制により、自分で考える時間を奪って洗脳効果をより高めている点では、鎌倉時代の比ではない。

現代人は知的だが、冥想によりその洞察を深めねば、あらゆるマインド・コントロールによって自滅する可能性があるように思う。ますます精神的な話をしても理解してくれない人が増えていく。要するに自分がどのように情報操作されていて、どのようなマインド・コントロールを受けているかについて無自覚な人がどんどん増えているのだろう。そうした自覚を持たない大勢の人が、今のトレンドについてSNSでつぶやいているのだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする