quieto

喜怒哀楽。その全てが生きている証。

小さな図面屋

2006-05-27 02:08:26 | 仕事
建築図面って、とても種類が多くて、その中で俺は施工図というものを書いている。
施工図を簡単に説明すると・・・
役割で例えればプラモデルを作る時に見る図面のようなものかな。
建物って、設計図から直接、柱や梁等の品物を作るのではなく、
一旦、施工図を起こして、その図面から柱や梁等の品物を作っていく。

設計図は、その建物に必要な情報が全て書かれている。
鉄骨もあれば、階段、屋根、床、基礎、設備(上下水)、電気、壁、等々
その設計図から、各業種の施工図屋が図面を起こす。

俺は階段や建築金物を中心に描いてる施工図屋。

図面を描く時は「見やすい」「正確」なのはもとより「綺麗」でありたいと思う。
納期に追われている場合などは綺麗さに欠けてしまうのが不本意だが、納期は最優先事項だから仕方ないかな。

で・・・
施工図って、どんなものなのか。



これは、俺が描いた螺旋階段の施工図。
製作に必要な情報は、この図面1枚に描き込んであるので、
鉄工所は、これだけで螺旋階段を作ってしまう。
製作現場を見ると面白い(^^)


1人でやっている小さな図面屋なのだが
施工図をやっていると、たま~に



こんな物件も入ってくる。
(上の写真は、図面枠の一部)
とても大きな物件でも、その中の一部は、町の小さな施工図屋が描いてる場合は意外に多いのです(^^)