いつも寝不足 (blog版)

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日本の教育はこれで良いのか?

2006年05月25日 | 時事
教員給与が上がったからと言って、下がったからと言って、すぐさま教員の質が上下するわけではないが、こと教育に関しては、歳出削減のためとは言え、安易に待遇を引き下げて良いものだろうか。疑問を禁じ得ない。

教員給与引き下げへ 平均2~4%で調整 (朝日新聞) - goo ニュース

教育基本法の改正だか改悪だか知らないが、云々されている現在思うのは、やはり教育は最終的に人間だということ。高邁な理想も、それを体現する人抜きには全くの無価値。少なくとも、未成年の段階では、それを体現する人がいてこそ初めて理想は理想たり得る。

国旗国歌法以来の教育現場に対する圧力を仄聞するにつけ、理想の体現としての教師を期待するのは無理と言うか、少なくとも、教育行政に関わる人たちはそんなことは考えていないんだろうな、と思う。自分たちの意を疑問を挟まずに遂行する手先としての教員のみを現場に配置したいのだろう。

もちろん、日教組やでもしか先生をはじめとする教員側の問題も考えないわけにはいかないが、幼ければ幼いほど、教員が熱を持っているか否かを直観的に把握する能力には優れいているはずで、上から言われたことを唯々諾々とこなすだけの教員が児童生徒に良い影響を及ぼすはずがない。

現在の教育に対する圧力は、まさに公務員としての教員の側面を強める結果しか生むまい。「やぁ、私にそんなこと言われましても」「それは私の関知することではないので」なんていう声が聞こえてきそうだ。くたばれ役人ども。

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