いつも寝不足 (blog版)

動物園・水族館へ行った記録が中心(?)。
他の話題はいつも寝不足 (信州FM版)で。

問題児

2005年10月09日 | ポーすけ(or猫)
首輪はどっかやっちゃうし、ねずみ取りの粘着マットには捕まるし、トイレ以外でチッチはするし、近頃ポーは問題児。

チッチはどういう訳か父親の使う布団や毛布だけが被害に遭っている。今日は特に酷くて私の見ている目の前でやらかした。

父親が昼寝をしている毛布の上に変な格好でしゃがみ込んだので、もしやと思いトイレへ連行したのだが何の興味も示さない。違ったのかなと思ってしばらく観察していたが特に変なところはなし。再び父親の毛布の上に乗ったので、あっと思ったら手遅れ。見事にやってくれました。

毛布は洗濯機で簡単に洗えるからまだいいが、布団はコインランドリーまで持って行かねばならず経済的な損失大。

こんな事を繰り返していると橋の下へ捨てに行かなきゃならないぞ、と諭しているのだが聞く耳を持たない。困ったもんだ。

ちなみに、忌避剤や消臭剤も使っているのだが、今のところ目立った効果はない。

復刊ドットコム奮戦記

2005年10月09日 | 読書
本てぇのは代替性が極端に低いという点でかなり特異な商品だと言える。ジイドの代わりにヘミングウェイとか、鉄腕アトムの代わりにドラえもんという訳にはいかないのは誰でも納得するところだと思う。究極のニッチ商品なのかもしれない。

んが、しかし、需要のある本が常に入手可能とは限らない。古本屋で探せば手に入らないこともないが、定価1,000円の本が数万円で取引されることも珍しくはない。読めればいいなら図書館という手もないではないが、本好きの人は少なからず所有することを望む。そこに復刊ビジネスという分野が成り立つ余地がある。

復刊ドットコム奮戦記-マニアの熱意がつくる新しいネットビジネス

築地書館

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復刊ドットコムを運営するブッキングは元々はオンデマンド印刷による本の販売を目的に作られた会社だが、これが全く振るわないことから飯のタネを探して辿り着いたのが、復刊ビジネス。

「奮戦記」と言うには記述もあっさりしているし、エピソードも多くないので盛り上がりにも今一つ欠けるが、1冊の本が復刊されるまでに実に様々な問題を解決していかなければならないということが分かる。

復刊のために解決しなければならない問題とは大別すると経済的なものと著作権がらみのものがある。前者の解決は比較的容易なのだが、後者は難しい場合が少なくない。著作者が嫌だと一言言えばどうしようもないし、そもそも著作権者と連絡が取れない場合もある。

それらの問題をクリアするためにブッキングの社員達がありとあらゆる手段を行使し、復刊を望むファンから様々な協力を得て、遂に復刊に辿り着く様子は、本好きの一人としては熱くこみ上げてくるものを感じざるを得ない。

また、復刊される本はその復刊を熱烈に望む人たちがいてこそ初めて復刊されるので、ほぼ間違いなく面白い本であることが保証されているとも言える。その意味では、隠れた傑作を知るための手引きとしても使用できる。