カクタス・へんてこりーな

奇妙なサボテンにまつわるあれやこれやを、あるいは我が家の周りの自然についてとりとめもなく

無知

2014-07-23 21:42:01 | あれこれ

中部国際空港の税関へ行ってきました。

用件は、ドイツU社への注文品のうちCITES(ドイツを含め欧州からの輸入に際しては輸出国当局の検疫証明書で代用される)から漏れていたTephrocactus(Cumulopuntia) corotillaの受け取りを任意放棄することでした。

これに先立ち、植物防疫所からも、指摘されていたのですが、その時点ではワシントン条約付属書Ⅰに記載されている種類については、CITESが必要であるが、その他のサボテンについては不必要と勝手に思い込んでいました。

改めて税関から指摘され、また利野塚さんにも教えていただき、サボテン科全種がワシントン条約付属書Ⅱで規制されていることを知りました。(ユーフォルビアも同じく)

サボテン本体(種子も)を輸入するには、検疫証明書が必ず必要です。もし添付されていないものが税関で見つかれば、私と同様に任意放棄しなくてはなりません。

同じくドイツのK社からの輸入種子には検疫証明書が付けられてきたことが無く、以前には一度税関から、輸出業者に証明書を付けさせるようにしなさいと指摘されたことがあります。その時は没収とか任意放棄などということはありませんでしたが。

 

身内に大学職員がいるのですが、大学へも植物防疫所から、輸入に際して、より厳格に審査されると通達があったそうです。

これから輸入をしようという方は、お気を付けください。

 

なお、今回到着した荷は、以前「困った」というタイトルで記事にしたものの再発送分でした。

紹介は明日以降になります。