酒井被告初公判、史上2位傍聴希望6615人
覚せい剤取締法違反(所持、使用)に問われた女優の酒井法子(本名・高相法子)被告(38)の初公判が26日午後、東京地裁で開かれるのを前に、傍聴希望者への整理券交付が同日朝から地裁近くの日比谷公園で始まり、雨模様の中、一般傍聴席20席を求めて6615人が集まり、長い列を作った。
希望者数は、同地裁で歴代2位。酒井被告はこれまでの調べで起訴事実を認める内容の供述をしている。午後の公判では被告人質問などを行い、結審する見通し。
同地裁で傍聴希望者数が最も多かったのは、1996年4月に開かれたオウム真理教の松本智津夫死刑囚(54)の初公判で、1万2292人。
この時の競争率は約256倍だったが、酒井被告の公判は松本死刑囚の時よりも一般傍聴席が少なく、競争率は約331倍となり、同地裁では過去最高とみられる。
整理券交付に同公園が使われたのは、2004年2月の松本死刑囚の1審判決以来。整理券交付には、番号の入ったリストバンドを手首につける方式が同地裁で初めて使われた。この方式だと、1人が2回交付を受けることなどを防止する目的で抽選までの長時間、列にとどまってもらう必要がないという。
酒井被告のファンだという東京都練馬区の主婦(40)は「どうして覚せい剤に手を出したのか、真相が知りたくて初めて裁判を傍聴したいと思った。こんなにたくさんの人が詰めかけるとは」と驚いた様子。
また、江東区の男性(73)は「芸能人の覚せい剤犯罪が相次ぎ、世間に広く覚せい剤が浸透している。恐ろしい世の中になったと思う」と話していた。
(2009年10月26日12時19分 読売新聞)
覚せい剤取締法違反(所持、使用)に問われた女優の酒井法子(本名・高相法子)被告(38)の初公判が26日午後、東京地裁で開かれるのを前に、傍聴希望者への整理券交付が同日朝から地裁近くの日比谷公園で始まり、雨模様の中、一般傍聴席20席を求めて6615人が集まり、長い列を作った。
希望者数は、同地裁で歴代2位。酒井被告はこれまでの調べで起訴事実を認める内容の供述をしている。午後の公判では被告人質問などを行い、結審する見通し。
同地裁で傍聴希望者数が最も多かったのは、1996年4月に開かれたオウム真理教の松本智津夫死刑囚(54)の初公判で、1万2292人。
この時の競争率は約256倍だったが、酒井被告の公判は松本死刑囚の時よりも一般傍聴席が少なく、競争率は約331倍となり、同地裁では過去最高とみられる。
整理券交付に同公園が使われたのは、2004年2月の松本死刑囚の1審判決以来。整理券交付には、番号の入ったリストバンドを手首につける方式が同地裁で初めて使われた。この方式だと、1人が2回交付を受けることなどを防止する目的で抽選までの長時間、列にとどまってもらう必要がないという。
酒井被告のファンだという東京都練馬区の主婦(40)は「どうして覚せい剤に手を出したのか、真相が知りたくて初めて裁判を傍聴したいと思った。こんなにたくさんの人が詰めかけるとは」と驚いた様子。
また、江東区の男性(73)は「芸能人の覚せい剤犯罪が相次ぎ、世間に広く覚せい剤が浸透している。恐ろしい世の中になったと思う」と話していた。
(2009年10月26日12時19分 読売新聞)