詠里庵ぶろぐ

詠里庵

最近大阪の近所のスーパー

2007-05-26 01:20:17 | 日々のこと(一般)
ではグレープフルーツなど輸入ものに「アメリカ産グレープフルーツにつき防カビ剤使用」などのメモが付いています。よく行く3つのスーパーすべてそうです。具体的な難しい薬品名も。その横に「国産ニューサマーオレンジ」が置いてあったりすると、そちらに手が伸びたりします。サマーオレンジが売れればグレープフルーツは売れなくていいということはないでしょうから、スーパーがこんな表示をするというのは何かの規制の結果だと思いますが、関東ではまだ見ていません。単に私が見ていないだけか、規制に地域差があるためなのかわかりませんが。

食品の安全性には注意を払うに越したことはありません。たとえば遺伝子組み換え食品。安全性はちゃんと科学的に検討されているんでしょうか? 多分まだはっきりとわからないでしょう。安全性がわからないまま売られているのでは、我々消費者がモルモットにされていることになるのでは?・・・

もう少しつっこんだ議論もあります。出典は忘れましたが、ある農作物の遺伝子組み換えの結果、殺虫剤や除草剤に強い作物が出来たんだそうです。その結果従来より殺虫剤や除草剤を多く使うことができるようになり、収穫増につながりました。つまりはそういう薬物が大量に使われた農作物が出回るようになってしまったわけです。こんなところにも遺伝子組み換え食品の弊害が現れているではありませんか!・・・

・・・と、このままフツーに「遺伝子組み換え食品ハンターイ」でこの記事が終わるのだろうか?
と思った読者は慧眼です。

大昔から行われてきた品種改良と遺伝子組み換えは何が違うのでしょう? 
「自然にかけあわせる」のと「DNAを取り出し薬品や放射線で変えピペットで細胞に戻す」の違いでしょう。いかにも後者の方がドラスティックな変化が起きそうです。いいものが出来るかもしれないがとんでもないものが出来る可能性もある感じがしますね。

しかし品種を変えるという目的は同じです。従来の品種改良でも新しいものが本当に無害かどうか初めからわかるわけはなく、多かれ少なかれ現場試験的に消費者がモルモットになっていたわけです。「除草剤に強い作物が出来たため薬剤を大量使用するようになってしまった」という弊害も、従来の品種改良法でそうなったとしても同じで、遺伝子組み換え特有の弊害ではないでしょう。

ちょっとネットを漁ると、「だから遺伝子組み換えこそは有害なんだ」という結果が出た科学的研究結果は驚くほど少ない(または、実はまだ無い)という説があります。それほど提灯持ちのサイトでもないようです。(まあ私もまだそれほど裏を取ったわけではありません。この辺詳しい人のフォローがあるといいのだけれど) 一つ言えることは、品種改良で突然ひどい副作用の害が起こることはなさそうなことを我々は経験的に知っているけど、遺伝子組み換えは未知数である、ということでしょう。

要は、注意を払うに越したことはないが、正しい注意の払い方をすることにも注意を払う必要がある、ということだと思います。続きはまた後日。
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