小林真 ブログ―カロンタンのいない部屋から since 2006

2006年開設の雑記ブログを2022年1月に市議当選でタイトル更新しました。カロンタンは40歳の時に飼い始めたねこです

新宿ニューイヤージャズフェスティバル1日目~雪の中、前衛の熱き祭典

2006-01-23 00:31:43 | 音楽
首都圏に雪が降った土曜は、OB・Y君と新宿ピットイン主催、ニューイヤージャズフェスティバルに行ってきました。そのレポートを。

12:30 ファミリーマートで前夜番号間違えて出なかった紙発券に成功
13:00 出発。雪のため湘南新宿ライナー運休で一本遅れ。空いた車内、ビールとともに1時間半
14:30 新宿到着。桂花、太肉麺で腹ごしらえの後、三平ストアでウィスキーを買って厚生年金会館へ
13:15 到着。しまった、すでにメインの1組で毎年1度はみている
●渋さ知らズ が演奏中。1組目、持ち時間少ないというハンデの中それなり。『本多工務店のテーマ』ほかお決まりの曲をやらなかったのは“ヨーロッパバージョン”なのか。2月のNHK・FMライブビートにも行こうと企んでいるのでその時に確認
●三好“3吉”功郎 スペシャル・ユニット。疲れで少し寝てしまったが、村上“PONTA”秀一(Ds)と仙波清彦(Per)の叩き合いが圧巻
●梅津和時 KIKI BAND。若い頃にみたRCサクセションといっしょの生活向上委員会以来。非常にロックっぽく、シャープでダイナミックな大人の演奏
いったん出て雪の中少し歩いたMという店でビール2杯ずつとつまみ1品ずつ。これで3800円は高く、後にY君と当日唯一の失敗と認定
●Pain Killer。戻ったらすでに始まっていて2曲か3曲しかきけず、もっとききたっかたがしかたなし。いや、ハード、ハード。ジョン・ゾーンもビル・ラズウェルも恐ろしくかっこいい
●大友良英 ニュー・ジャズ・オーケストラ。メインの1組。初めからいきなりの『ユリイカ』で、早くも彼らの世界にのめり込む。圧巻はやはり『真夜中の静かな……』か。途中、外国人らしき観客からの掛け声にコンダクトの大友が一瞬にらんだ後、それから掛け声に合わせてオーケストラを操っていった流れは至福の音楽時間。昨年のライブビート以来だったが、あれだけの人数が不似合いに静かな音を奏で、その緊張感が会場全体に広がっていく。それがこの上なく気持ちよく、本当にまたすぐに身を浸したくなる素晴らしいパフォーマンス。仕事が終わるとさっさとたかたか帰っていくカヒミ・カリイのキュートさ、大友の実直なMCはいつも通りの味わい。Y君とこれだけでチケット6000円中、4000円以上の価値と確認
●室内楽団 八向山。山下洋輔を生でみるのは初めて。これ以上足せも引けもしないといった感じの前衛ジャズは、老舗の風格とほとばしる若さが共存

というわけで、この日は前衛的なラインナップだったよう。次から次へとききどころだらけのミュージシャンが出てくるのは、まさにフェスティバル。音楽をきく喜びを満喫しました。
帰りは西口しょんべん横丁の焼き鳥屋に。最終で駅に帰ると、北埼玉の雪はもう乾いて空っ風。いやあ、いい土曜日でした。

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 『ある子供』~懐かしいよう... | トップ | ジミー・ナシューの意外、 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
あちらのブログで、 (トシアキ・ムラサワ)
2006-01-25 21:08:55
一つの共通項を見出しました。



それは…、



"新宿厚生年金会館へ久しぶりに行く人は、

世の中意外と多い(かもしれない)"



いや、「…だから何なんだ ?」と言われれば、

別に、何も無いのですが(笑)。



cafe-la-vさんのブログで、ご挨拶いただき、

有り難うございました。せっかくですから、

こちらにレスを入れさせて頂きます。



ロバート・パーマー、懐かしいですねぇ~。

確か、アルバム「Riptide」が大ヒットして、

氏のキャリアの絶頂期での来日でしたよね ?

私、そのライヴを観に行ってはいませんが、

後日、フジテレビで放送されたのを見ました。



「Ladies and Gentlmen,Robert Palmer !」と、

女性のMCに導かれ、ステージ袖から、

仕立ての良いイタリアン・スーツをキメた、

ロバート・パーマーが、サーッと出てきて、

「Discipline of Love」を歌うという、

このオープニングからして、

「おおー、なんてカッコイイんだ。」と、

当時思ったものです。



正に伊達男。そして、あそこまでキザ(で、女性好き)

なら、逆に清々しいぞ、と(笑)。



しかし、あの方は、もうこの世に居ないのですよね。

早すぎる死に、驚きました。

年齢を重ねて、渋さを増していったら、

より味のあるシンガーになったでしょうに、

なんとも惜しい気がします。



それにしても、先日のライヴですが、

アレで\6,000は、お歴々のギャラや制作費等を

考えたら、恐らく赤でしょうね。

それでも催してくださったのは、皆さんの

40周年を祝おうとする"心意気"なのでしょう。



私は、その心意気が嬉しくて、嬉しくて。

思わず、パンフレットに加えて、\100のステッカー

も、そっと購入し、「微々たるものですが、これを

売り上げの足しにして下さい。」と、

心の中で囁いたのでした(笑)。



あれから、山下洋輔トリオの「CLAY」を、

久しぶりに棚からひっぱり出してきて、

聴いていたりしています。

返信する
さらにいえば…… (カロンタンのエサやり人)
2006-01-26 01:23:39
こんばんは、トシアキ・ムラサワさん。来て頂いて光栄です。



>"新宿厚生年金会館へ久しぶりに行く人は、

世の中意外と多い(かもしれない)"



確かに。さらにいえばこの間中央線に乗って、ああ、中野サンプラザ最後にみたの何だったろ、と。あの不思議なかたちも、確か音響のためといってましたね。

う~んと思い出し、私の場合、多分2ndが出た直後のシンプリーレッドです。

ロバート・パーマー……。本当に今いないタイプのダンディでした。



>思わず、パンフレットに加えて、\100のステッカー



素晴らしい心意気。次回から見習いたいと思います。



トシアキ・ムラサワさんも、渋さはお好きなんですよね。2月にNHKライブビートの収録があるので楽しみにしています。

では、またお越し下さい。それから、どこかのライブ会場でも
返信する

コメントを投稿

音楽」カテゴリの最新記事