ごぼうと馬肉の味噌煮
ばんや 青森県八戸市朔日町4
八戸市の繁華街に立地するドーミーイン本八戸を予約しており、その近隣でいいお店を探して突入しようという作戦。
温泉大浴場が魅力で以前からドーミーインを利用しがちであることは自認していますが、アメトーークでドーミーイン芸人をテーマにしていたのを見てみんな考えることは同じだと激しく同意したのであります。
そのドーミーインからわずか数十メートルという至近距離に、八戸ではいちばん有名らしい郷土料理の居酒屋ばんやというお店があります。
ホテルにチェックインして部屋でググってみると18時の開店と同時に満席になる人気店とか書いてあってビビりましたが、さっき見たときは誰も並んでなかったから大丈夫じゃね?
とタカをくくって店に着いたのは19時過ぎ。
縄のれんの下がる激渋の店構えに大変そそられます。
金曜の晩とはいえ観光シーズンでもない3月だし、冷たい雨が降っているしという自分にとっては逆に好条件だったのか、すんなりとカウンター席に案内されたのであります。
店構えからヴェテランのご主人が寡黙に料理を作っているような先入観を抱いていたところ、接客は若い男女の店員さんが担当していたので意外でした。
一杯目から青森の地酒豊盃の生酒をやって、カウンター席のまえに並んでいるお惣菜の中身を尋ね、人気だというごぼうと馬肉の味噌煮などに、魚はシメサバとヒラメの刺身をたのんでみましたよ。
まずはお通しの卯の花に生酒が染み入ります。
さらに馬肉とごぼうをアテにやる酒のうまさときたら。
さすが水産業の街八戸と感心したのはシメサバでした。
生涯最高にうまいシメサバだったと言ってもいいでしょう。
そのシメサバに感心しながらしみじみ飲んでいたところ、隣席に座った若夫婦が何の刺身をたのむか思案している様子。
普段はあまり積極的に人に関わるタイプではないのに、「このシメサバはとてもうまいから、迷っているならたのむべき」とお節介をはたらいてしまいました。
店内の雰囲気も渋く料理も酒に合う郷土料理に特化していて、ちょっと雰囲気があざとすぎるかとも思いましたが、居心地がよくて酒もアテもおいしいいお店でした。
ヒラメとシメサバ
いぶりがっこ
こんな縄のれんが令和の時代に存在することに頭がバグります。
激渋の店構え
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