豚ロース生姜焼き定食 650円
このお店を初めて訪れた2006年当時はまだ歩道にアーケードがあって、界隈は今よりも寂寥感が漂っておりました。
その当時からかなり古びて味のある食堂で、おかみさんの話では昭和20年代から続けているとのことでありました。
太平洋戦争が終わり平穏な世界が戻った昭和20年代、永く平和を願う気持ちから様々な事物に「平和」の文言が使われ、このお店もまた戦後の世相を反映した店名で開業したのかと思うと感慨深いものがあります。
そんな平和食堂での久しぶりのランチ。
厨房には男性が立っていましたが、息子さんなのでしょうかね。
定食各種はおおむね600円台という相変わらずの大衆価格で、印刷されたメニューのほかにホワイトボードにもいくつか定食メニューが記載され2013年当時よりもメニューが増えています。
しかも、小さな客席にお客さんがとぎれることはなく根強く支持されている様子もうかがえます。
ホワイトボードに書かれた生姜焼き定食をたのんでみましたが、濃厚な味付けが最高にごはんに合います。
素朴な付け合わせとお味噌汁とで、まさに「家庭の延長」を思わせる優しい食事でした。
2006年4月の平和食堂 ノレンに「御家庭の延長」とあります。
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