MS社の海賊版攻撃（続）

マイクロソフト社の海賊版ユーザー攻撃（＝10月15日記載）に対し、国家版権局は大きな関心を寄せており近々態度を表明するという。
専門家との会合では９割以上が、マイクロソフト社の懲罰方式を少しやりすぎと考えており、同社のやり方について何らかの介入も予想されます。

これは私の持論ですが、中国共産党が本当に怖いのはアメリカでもロシアでもましてや日本でもなく自国の「民衆」です。愛国心を煽り立てることで数に任せて諸外国と対峙する事は容易ですが、民衆が総蜂起したらあの強固な権力組織もあっという間に崩壊してしまいます。これは長い中国史の中で何度も繰り返されてきた事実です。

特に最近は高速かつ広範囲で伝播する「網民（ネチズン）」たちの発言が無視できない存在になっています。網民たちは勿論海賊版ユーザーで、マイクロソフト社の今回の措置に憤激していますから、中国政府も多少彼らに配慮した態度を取らざるを得ないでしょう。