マネーゲームで有名選手を一本釣りしても、働くとは限らないのは明白なんだが…。
Yahooスポーツ - ニュース - 伊東監督が直談判 60億円を補強に
羽田空港に降り立った伊東監督は「(球団が)60億円をファンのために使うと言っているけど、具体的な話がない。まずチームを強くすることが一番のファンのため」と語気を強めた。松坂が抜けるが、フロントからは新外国人ら今後の補強について話はない。20日には埼玉・所沢の球団事務所で大学・社会人ドラフトに向けたスカウト会議に出席するだけに「球団と補強の話もする」と積極補強を訴える。
チームを強くしたって人気が伴わないのは、西武球団の歴史を見たってわかるっしょ。
広岡-森の最強時代は確かにそれなりに盛り上がっていたが、その盛り上がりは未来永劫続く物ではない。
その後もずっとAクラス入りを果たしてきており、毎年優勝争いをする強豪チームであることに違いはないはずだ。
それに西武の場合、基本的には生え抜きが多いチームとの認識が強いと思われます。
外部補強でチームが強くなっても、たいして人気は出ないのではないかと…。
つうか、具体的にどういった選手を補強しろっていうのだろうか。
少なくとも国内FA選手では、松坂の穴を埋める選手はいないことは明白。
人気・実力を考えたときには、F小笠原以外で獲得価値のある選手は見あたらない。
あとは金銭面ではなく、通常の努力で獲得できるかもしれない選手ばかりである。
では、メジャーから大物助っ人を連れてくるのかって話になるが、ポスティング入札金額の60億円をすべて使ってやってくるような選手でない限りあまり意味はないだろう。
さらに、そうやって入団させた選手を数年後にはどんなに成績が良くても放出せざるを得ない状況になることも明白。
伊東にどういうプランがあるというのか…。
つか、監督なんだから現有戦力の底上げを考えろっつうの。
今の選手事情は、極端に悪いことはないと思うぞ。
基礎的な守備力や打撃の確実性を増せば、多少小粒ながら十分に優勝争いは可能だと思われます。
毎年考えさせられるのは、伊東監督には将来的なビジョンが見えないという点です。
成績も大事だが、近い将来どういったチームにしたいのか、どの選手を中心選手としたいのかハッキリ言ってわかりません。
だからといってMバレンタイン監督や、故仰木氏のような「調子の良い選手を使って勝ち進む」といった姿勢も感じられない。
球団に対して大金の使い道をうやむやにされたくないという気持ちは分かるが、もう少し具体案を出して欲しい。
その点、松坂の方が現状をよく分かっている。
Yahooニュース - 夕刊フジ - 松坂が西武に“遺言”「ファンが来たくなる球場に」
「(60億円は)8年間お世話になった恩返しかなと思う。でも(使い道として)選手にはプレーしやすい環境のために、ファンがこの球場に来たいと思ってくれるように改善してほしいです」
特に改善の余地があるのは西武ドーム。支柱で大屋根を支える構造で自然風が球場内を吹き抜ける「自然との共生」がウリだが、それゆえに「春寒く夏暑い」とファンの間の評価は厳しい。肌寒い春先のための客席内のヒーター設置や、蒸し暑い夏場の冷風の循環設備など、ドーム竣工時からの課題が存在する。それだけに「落札額はそれ(改善)ができる十分な金額だと思えるので、ぜひやってほしいです」と改めて強調した。
以前から私も述べていますが、西武ドームの観戦環境は本当に最悪です。
改善ポイントは数多くありますが、資金不足を理由に放っておかれているのが現状。
また、グラウンドもかなり酷い状況のようで、コンクリ面が近いのか芝が老朽化しているためかかなり「硬い」らしく、選手の身体にかなり負担を与えているようです。
補強も当然ですが、施設整備にもう少しお金を使ってくれないですかねぇ。