去年の暮れ、山口の旅でUPするのを忘れ果てていた石仏です。
僕の住む畿内、大和文化圏では十三仏と言えば板碑と思ってしまうほどですが、この山口では一体一石の丸掘り十三仏を見かける。
下関市の北部、川棚温泉から程近い山間の谷間、岩屋地区の奥、棚田中段の露出した岩場の上に、この丸彫りの十三石仏が安置されている。
岩谷十三仏はこの地を統治していた大内義隆の供養として八丈岩に十三体の石の仏像を造り奉納したとものと言われている。
現在、霊山「狗留孫山(くるそんざん)」への遍路路の入口に当たるこの地に安置、祀られている。
石仏は概ね70~80Cm、青っぽい石材に丸掘り、どことなくローカル色の強い石仏です。
中央には自然石を組み、石龕の中弘法大師だと思われる石仏、その蓋石の上には、見慣れない様相の・・・・・
多分不動明王だと思われる石仏。
それを取り囲む様に十三仏が配されているのですがイマイチどれが何様なのか良く判らない・・・、と言うのが本音
弘治元年(1555)頃の造立と言われ、室町末期の戦国時代、今から約450年前。
これが千手観音・・・・手が少なすぎるけど??
普賢菩薩、文殊菩薩だと言うのだが・・・・どうもさっぱり。
これはしっかり阿弥陀さん。
これも間違いなく大日如来・・・、しかしもっとキリッとして欲しいなあ。
まあ、僕の手には負えませぬ、取り敢えずはUPです。
撮影2012.11.28