パイプユニットで組み立てられたいかにも俄作りの様な覆い屋の中で、大きく通せんぼするように両手を上げた、これは「鹿島様」
湯沢市街より北西へ約10km余り、雄物川沿いの横手市十文字町、田園集落「真角(まっかく)」の北端に立っています。
前回前々回紹介の湯沢市で見る鹿島様と瓜二つ、そのまま少し小さくしたような像容で田んぼの土手に立ち尽くしています。
像高2m余り、腰に二本の刀を差し、ひょろひょろ足の股間には
やっぱり男性自身が取り付けられ、厄除けと共に五穀豊穣、子孫繁栄・・・、なんでもこの「鹿島様」に託しているようです。
顔は菰の表面に墨で単純明快に書きあらわし、目もとパッチリの色男ぶり・・・。
正面には簡素なローソク立てが用意されていて、何本ものローソクの点けられた痕が残る。
この燈明は信仰の証として日々点けられているものだろうか???
撮影2012.9.18