愛しきものたち

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天理市 中山不動池の不動石仏

2014年07月17日 | 石仏:奈良

中山不動池の、なんともぎこちなく、アンバランスな不動石仏。

中山観音堂からすぐそこの長岳寺までの間、東側、野面の一本道をブラブラ歩いて約20分・・・

山裾斜面への登り口に不動池が有り、その北畔に小さいながら立派な不動堂が建つ。

堂内中央奥には高さ1mばかりの花崗岩自然石に刻まれた不動明王が立っている。

像高約70cm、右手に利剣、左手に策の定形立像

しかしながらどう見ても釣り上がり過ぎた眉と目は、とても憤怒層のそれとは見えず、拙さだけが目立つ。

団子鼻に釣り目の、ぎこちなくアンバランスな不動明王石仏ながら、天文21年の銘があり室町末期の造立。

天文時期にはもっと手馴れた石工もいっぱい居ただろうに・・・。

帰りがけ野面道の小さなお堂には・・・

山之辺の道によく似合う地蔵さん。

ふくよかな尊顔に四等身体躯・・・・ほのぼの山の辺、野の仏。

撮影2012.5.23



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