昨日紹介の薬師堂から道路を挟んで墓地参道が斜面に伸び、少し登るとこれもコンクリート基台上に整備されてしまった一石六地蔵があります。
昔の写真がそうであったように、斜面の笹葉と語り合うような風情は、もう望めませんが・・・。
緩やかな斜面の墓地参道にあって、集落を見下ろし、まるで六体が語りあうかの様に一列に並び立っています。
安山岩の山形石材は幅75cm、高さ約80cm正面頂部の月輪内に地蔵種字の「カ」を刻み、像高約40cmの六体地蔵一列に配している。
スマートでシンプルな体躯、やっぱり極端なまでに簡略化、デフォルメされてまるで「こけし」を並べたようです。
銘は有りそうですが判読不能、江戸中期頃の造立・・・・、それでも石の仏はそれなりの味わいを持っている。
撮影2012.2.12
最近、墓地の改修多すぎませんか?
何でもかんでもコンクリートで固めてしまうし・・・
でも、ほのぼの六地蔵さん良いですよね。
ほんと、これにはがっくりしますね・・、だから古大野のような捨て墓を見るとなんとなくほっとします。
最近どんどん少なくなって来てますよね。
まあ墓地は石仏ファンのために有るものじゃないからしょうがないけど・・・・。