永らく続けてきた石仏の紹介はちょっと小休止、九州「一人良がり」の気まま旅で訪ねた棚田の紹介・・・。
葛篭(つづら)棚田の有る「うきは市」は平成の大合併で新しく出来た町、中心部は福岡県南東部筑後川中流域に位置し、棚田はその南背後に連なる深い山間部を約30分程南進した谷間一面に広がっています。
山奥から流れ出す細い谷川を挟み北面する斜面の上部に集落は造られ、その下部に約7ヘクタール、300枚に及ぶ棚田が現在も殆ど放棄されること無く良く整備されている。
僕の訪れた師走の中旬には誰一人見かけなかったけど、夏の終わり彼岸花の時期には畦道一杯に50万本にも及ぶと言う彼岸花が咲き乱れ、日曜カメラマンの絶好な被写体となって狭い集落も大賑わいするようです。
集落外れに有る展望台から集落付近の棚田・・・、集落には農家民宿も有りました。
集落まで続く道路際からの撮影、収穫後の生えた青草が師走のこの時期でもまだ早苗を思わせる様に青い。
ジグザグに棚田の淵を駆け上る集落道、古びた石垣とぽつんと建つ民家・・。
上部集落より見下ろす棚田、この時期には誰一人、農作業にも出ていません。
冬枯れの棚田に一人で風に吹かれるのも又おつなもんです。
撮影2011.12.16