愛しきものたち

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奈良、鳴川千光寺の棚田

2010年09月03日 | 棚田景観

大阪と奈良を隔てる生駒山の奈良県側麓の町は生駒市でその東につながる平群(へぐり)町も同じく生駒山系の裾野に広がる歴史豊かな土地だが一般的には余り知られて居ない。



平群の山間部に有って、役行者(役小角)が開いたとされる修験場で、大峰山を開く前にここで修行したといい、元山上・千光寺と呼ばれている。



この千光寺奥より発する鳴川渓谷沿いに小さな鳴川集落が肩を抱き合うように、その昔は千光寺への参道で有っただろうと思われる渓谷渕に建ち並んで居る。


国道168号線で平群に入り、信貴フラワーロードと呼ばれる広域農道から千光寺への看板どうりに進んでいくとヒヤヒヤもので千光寺の駐車場に着く。




日曜ドライバーではちょっときつい狭くて急な登り、崖淵の屋根庇すれすれの道路は勿論車が一台通るのがやっとの道幅しかないのだが・・・・・・・


近頃は便利なものでグーグルアースを眺めて居てこんな所に棚田が有ったのかと思い実地検証、勿論千光寺まではもう何度も来ているのだが、この奥の山裾の棚田が広がっていよ嘔吐は全く気づかなかった。



駐車場を超え、道なりに千光寺の門前で左折すると直ぐに棚田が見え出してくるがやっぱりここも耕作放棄田や、転作畑が目について稲作棚田は少なく成って居る。




しかし奈良は何処に行っても棚田が目につく。


鳴川集落から急な登りよちよち登って来るおばあちゃんに声をかけたら畑の豆やじゃがいもを持って帰れとたくさん頂いた、見ず知らずの僕たちにどうして」こうも親切」なんだろう。


心がホクホクしてくるのを覚えて、こっちまで気持ちが優しく成って来る。 


撮影2010.7.10




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