大和民俗公園、最後に残った茅葺き民家「旧松井家住宅」。
素朴で大きい葺き下ろしの入母屋造り・茅葺き屋根が良く目立ちます。
旧松井家住宅は元、旧室生村上笠間にあり、その昔、代官を務めた子孫と伝えられて居ます。
深く葺き降ろされた大きい茅葺き屋根は、この民家の家格を良く表している。
母屋は桁行11.2メートル、梁間8.6メートル、右手妻下に唯一、小さな板葺き庇を出してアクセントと成っている。
昭和62年、この地にに移築、解体中に発見された祈祷札の文政13年3月(1830ー江戸後期)以前の建築で有ることが窺える。
旧室生村上笠間は大和高原南東部、狭い谷間に開けた鄙びた集落・・・・しかし現在茅葺き屋根は全く姿を消してしまった。
撮影2013.6.29