奈良県天理市の山里、福住の 蓮台山来迎院「西念寺」(融通念仏宗)本堂の特徴的な茅葺き屋根です。
名阪国道福住ICの近く、旧国道25号線沿いの山裾、木立の間に見え隠れする背の高い独特な姿の茅葺き屋根が有る。
少し前までは庫裡も茅葺きだった様ですが??、黒いトタン懸け屋根に成って居ます。
正面から見ると寺院建築らしく腰高、おまけに棧瓦の下屋根が深く、ちょこんと載せた様な茅葺き屋根がちょっとアンバランス。
少しサイドに廻り込み、見上げてみると・・・、急角度で背の高い寄せ棟茅葺きが様に成って居る。
裏山の墓地から見ると、急角度の寄せ棟が目の前に見え、その棟幅の狭さに改めて見入る。
まるで粋人好みの茶室の屋根の様・・・・
山里福住の鄙びた景観を背に、大きい下屋の棧瓦の上に載る小さな茅葺き三角屋根
方向を変え、濃い緑の中に見る独特な姿の茅葺き屋根は少し幻想的にも見え、深く脳裏に刻まれました。
寺院屋根にせよ、美しい物は美しい。
撮影2013.5.3
今年は地域の自治会長に当たってしまい、慣れない野暮用で撲殺される毎日・・おかげで4月はどこにも出られずに難儀してます。
そちら方面にも行きたいのですが、どうも思うに任せません。
お知らせありがとう。