僕が子供の頃に育った家の周りはこんな茅葺き屋根ばかりが並んでいて、そんな茅葺き屋根を葛屋(くずや)葺と呼んでいた。
国道165号線、奈良県境に近い三重県名張市安部田で見かけた茅葺き民家。
軽四トラックと小型スクーターが仲良く玄関先に並び、世代差の大きい家族が同居してるのかと?微笑ましい・・・。
生活感あふれるこんな民家も近頃では物珍しくなって居る。
ステータスの茅葺き屋根じゃなく、肩肘張らないありのままの茅葺き民家は、僕の住む山城ではもう30年ほど前には悉く姿を消した。
若い人も住まわれて居る様だが同敷地に別棟で現代風建物も建っている。
簡素で小さな片田舎の農家風情を彷彿とさせてくれる景観でした。
撮影2013.8.4