旧柳生町界隈には事ある毎に通い、まさかもう茅葺き民家を見落としているとは思いもしてなかった
大柳生、家並越しに建つ茅葺き民家、この屋根は表通りの国道369号線からは一切見えない。
柳生は奈良市内とは言え鄙びた片田舎、国道筋の空き地に車を捨て置き、在所道の斜面を登ると・・・・
陽裏側がびっしり苔生し、おまけに一部屋根の抜け落ちた茅葺き民家が在る。
永らく手入れをしてないのだろう・・・・もはや脇の竹藪が落棟の瓦屋根を呑み込みそう。
陽当たりの良い表側に廻ると、ゴミクズを燃やす煙がたち、何やら生活感を窺う事が出来る。
しかし棟飾りの抑え木はポッキリ折れ曲がり、回復不能な程に傷んでる。
こちら側からこうして見てる分には、一寸傷んだ入母屋造りの茅葺き民家。
多分、もう次の撮影は無理だろう・・・・。
撮影2014.7.12